四川へ個人旅行は大丈夫でしょうか?

九寨溝ツァー募集の全面的再開は8月初頭の見通し

中国国家旅游局の九寨溝・黄龍ツァー募集再開通達は、どうやら8月初頭前後になりそうです。

7月14日、「台湾旅行商業同業公会総会考察団」一行90名が九寨溝・黄龍を観光し、成都に戻りました。九寨溝は安全で綺麗だと話しました。一方、黄龍はロープウエーが損傷し、完全に回復していないのが残念とも語りました。

同日、四川省旅游局張谷局長は、「争取在8月初重新開放九寨溝」(8月初めに九寨溝の再開を目指して努力する)と発言しました。

以上のことから、九寨溝・黄龍観光再開のネックは、黄龍のロープウエー回復でしょう。局長の発言からすると、これにどうやら目処が付くことで、国家旅游局からのツァー募集再開通達も可能になる見通しとなったので、張谷局長の発言となったと思います。この点、以前のアバ州旅遊局長の7月再開希望発言とは重みが違うと考えます。

今週からは、成都・九黄便はさらに増便され、国際・四川・東方・南方と各社が出そろいとなり、曜日により異なります運行各社と時刻が異なりますが、朝から夕方まで便がることになりました。したがって、個人旅行の足の便がよくなりました。

7月上旬の九寨溝の観光客は最大300人程度で、冬期の閑散期と同程度でした。このため、ホテル・旅館の8割くらいが休業中でした。でも、すでに空路の成都発のツァーは再開されていますし、個人旅行も可能となっています。

臥龍パンダ基地について

臥龍パンダ保護センターは、地震によりパンダ舎が崩壊し、保護区内では随所に山崩れが発生し、センターの64頭のパンダ中、1頭死亡・1頭重傷し、パンダの成育に支障を生ずるため、5月18日からパンダを安全な他地区への移動をはじめ、これは今後1か月内で完了させる予定です。
また、現在のセンターを臥龍の他地区に新設し移転させる予定で、3年を目処として新センターが使用できるようにします。
以上は、本日センタ副主任李徳生氏が新華社記者に漏らした話です。
この通りだとすると、臥龍パンダ保護センターの見学は年単位で当分だめということになります。

Re: 四川へ個人旅行は大丈夫でしょうか?

現時点で、四川省の日本人の行きそうな観光地で、観光不能な所は、アバ州蔵族羗族自治州の西北部地区と甘孜蔵族自治州の西部地区です。具体的には、北から紅原県・馬尓康県・理県・稲城県などです。ようするに2月の件でいろいろあった地区で、現在外国人の立ち入りは停止されています。この解除は8月のオリンピック以前は無理と思います。

これ以外は、九寨溝・黄龍、四姑娘山や海螺溝もすでに個人旅行は可能です。ただし、臥龍パンダ基地は基地も含めこの一帯が相当の被害を受けたため、観光客は受け入れていません。以上以外の観光地はすでにツァー客の受け入れもはじめており、個人旅行には問題がありません。なお、九寨溝へのツァー客の受け入れは7月には行われる予定で、この場合空路のみとなります。

四川省の何処に行くつもり?

具体的な場所を明記して質問をされたら如何?
西昌の方はまったく問題なし。