7) 建築家ル・コルビュジエの作品を見に行く(Firminy) (F) リヨン市から電車で1時間の Firminy と言う町に、建築家ル・コルビュジエの死後、何十年も経ってから、彼の設計した教会が昨年完成したので、今回見に行った。 こんな感じ ↓ http://catholique-saint-etienne.cef.fr/article.php3?id_article=877 南側の斜めの壁に大小いくつもの穴を開けて、内側から見ると、プラネタリウムのように、光が差し込んで、穴がかがやいている。 近づいてよく見ると、その穴には、壁の厚さ30センチに合わせた長さのガラスの無垢の円柱がはめ込んであって、太陽が傾いても、全反射で光が教会内部に差し込むようになっている。 それと、そのガラスの円柱には周囲に溝が切ってあって、その部分の反射は反対側の壁に半円形の光の輪を映し出す。いくつもあるから、大きさの違う光の輪が少しずつずれて重なって、壁には光の波が映っているように見える。 太陽が移動すると、その波の位置は少し動くのでしょう。 コルビュジエさん、色々考えますね。 光の感じがいいので、気持ちが落ち着く感じがします。 ロンシャンの教会とどっちがいいかというのは、難しそう。 私の個人的な感じでは、ロンシャンの教会の方が厳かな感じはあります。