08/06/16 18:32

Re: エストニア、リトアニアについて教えてください

 分かるところのみ書かせて頂きます。

(1) リンク先の英語PDFは壊れているようですね。私自身はKihnuに行ったことはないので、伝聞で恐縮ですが、察するにParnu市の観光案内所の管轄外なのではないかと思います。
 この島にはホテルというものがないようで、In your pocket (ウェブ版http://www.inyourpocket.com/estonia/Kihnu_Ruhnu/chapter/58-hotels.html)でもLonely Planetでも、Tolli Talu Tourist Farmを通じた民家宿泊(ファームステイ)を掲載しています。尚、Lonely PlanetはRock Cityという宿も紹介しています(詳細は同書かネットでどうぞ)。

(3) 見所は景色そのもの、プラスRakvere, Purtse, Toolse等の古城やあちこちの古農家などでしょうか。車があれば自由に動けますし、乗馬や湖でのんびり楽しんでも良いと思います。

(4) 見所・レストランについては、ガイドブックに掲載のあるところくらいしか挙げることができないのですが、特記したい所を少しだけ以下に書きます。

・タリンのレストラン:Kuldse Notsu Kõrts。ガイドブックやIn your pocketに掲載されています。雰囲気も味も旧いタリン風だそうで、サービスもspoilされておらず、なかなか良いです。1人客も何名か見かけました。http://www.schlossle-hotels.com/catering.php(右下)

・旧日本大使館(杉原ハウス):もしここに車で行くのでしたら、台地上のAzvuolynas, Vytautas両公園からの道が狭くて大穴だらけなので注意して下さい(かと言って、下から徒歩であの傾斜を登るのはお勧めしません)。また、旧日本大使館前の道も住宅地の狭い道路なので、駐車スペースを探すのと転回するのに多少苦労するかも知れません。公園に停めて歩くというのもひとつのアイディアです。 

・Šiauliaiの近くには昔の村を保存したシェドゥヴァŠeduva(ユダヤ人が多かった。民俗博物館や風車レストラン、ホテル等あり)や、国境を越えたラトヴィア川にはルンダーレ城等の見所があります。
 Vilnius-Šiauliai間は高規格道路が直線ルート状になっていないので、いっそのこと寄り道をする覚悟でルートを決めると良いかと思います。ただ、飛行機でVilnius着→Šiauliai→Kaunasを1日で回れるどうかかは、難しいような気もします。Kaunas観光を翌日に持ち越せば問題なく大丈夫でしょうが...

 運転に関していくつか。
 どの国もスピード違反取締りには熱心です。ネズミ捕りは至るところでやっていますが、特に市街地に入った地点や、国際的な通過ルートにあたるSt Petersburg-Tallin-Parnu-Riga-Šiauliai-KaliningradやRiga-Bauska-Vilniusといった街道ではご注意下さい。何も問題ない箇所で対向車がパッシングしてきたら、取締りの合図と思って差支えないです。
 また、バルト諸国のローカル・ルールで、車線幅の広い道(Eナンバー付きの主要国道など、路肩を含めれば上下で4台併走可能なことがある)で前車が右に寄り路肩を跨ぎながら通常の速度で走行していたら、速い後車に道を譲っているということです。路肩走行は違法でしょうが、現実的には有難い行動ではあります。自分も前者と同じスピードで走りたければその後に続いて右に寄り、追い越したければ左ウィンカーをずっと出し続けながら前車の左側をうまく通り抜けて下さい。但し、当然ですが、反対車線にはみ出す場合には対向車に気をつけて下さい。

 安全で楽しいご旅行を。

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2件のコメント

  • 08/06/16 19:34

    訂正(度々失礼します)

     1つ訂正です。見づらくなってしまい、失礼します。
     「Vilnius-Šiauliai間は高規格道路が直線ルート状になっていない」は誤りで、正しくは「Kaunas-Šiauliai間は高規格道路が直線ルート状になっていない」です。この区間は、一見迂遠に見えるカリーニングラード街道を西走して高速に入るルートが、実は最も速いです。
     田舎道を縫っていけば直線に近いルーティングができますが、概ね道路状態が悪いので時間がかかると思います。のんびり景色を楽しみながら走るには良いと思いますが、少しグレードの低い道路は未舗装になってしまうので、舗装の有無が区別された現地の地図が必携です。

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  • 08/06/16 18:47

    補足

     タリンのレストラン(Kuldse Notsu Kõrts)について1点補足です。雰囲気も味も旧い「タリン風」「だそうで」と書いたのは、この店のインテリアや料理の種類が本当に旧いエストニア風かどうか疑問だからです。ただ、中世ドイツ騎士団風・ドイツ商家風と言われればそうかも知れないという気もするので、「一応タリン風だそうだが...」というニュアンスだとご理解下さい。(タリンはデンマーク人が基礎を築き、ドイツ人が発展させた街とされています)
     いずれにせよ、インテリアや店の雰囲気、味はいずれも良いので、何風かということに特段拘泥しない限りは、楽しく味わえるレストランだと思います。

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