消費者にとっては有り難いことですが たしかに海外ツアー料金がいくらお値打ち価格で広告にあっても ツアーデスクで、燃料サーチャージ、空港施設使用料、保険…、と追加料金を見せられるとゲンナリするでしょう。 それなら 明瞭会計を表示したほうがいいに決まっていますね。 ただしNNさんも指摘していますように 大手旅行社の立派なパンフレットを店頭に並べても サーチャージ料金の変動に追いつかないで 値上げされた後から、料金の部分だけ紙を貼り付けて 高くなった新料金をお客さんに示すのもみっともない話です。 広告代理店が旅行社のパンフを制作する苦労は知っていますけれど パンフの質を落として、三ヶ月ごとの季刊にするとか。 せっかくの総額表示も、期間限定に追われて おちおちパンフを信じて旅行を申し込むことも出来なくなるのでは。 私たち客の側はむろんのこと、旅行社内部での混乱が予想されます。 この業界の方。どうなんでしょうか。
それと消費者側の心理に、どう影響するか 海外旅行ツアーのパンフレットを見て もろもろの内容もさることながら、まず料金で選びますね。 今までは格安ツアー料金の数字が大きな訴求力を持ちましたけど 総額表示になったら、すべてのツアーの数字がはね上がるわけなので 心理的に、以前よりも高いものと映るでしょう。 同じツアー料金を支払うにせよ、いちばんに飛び込む数字が高ければ やはり二の足を踏んでしまう要因になりはしまいか。 いずれにせよ、パンフにて格安ツアーの魅力が第一だった者は 心理的に、高くなったと感じるのは避けられません。 その一方で、リッチなツアーを毎回申し込んでいる者にとっては すっきり、わかりやすくなるでしょう。 海外旅行へ行きたいという希望がますます遠のいていくかもしれませんので 手放しで良いことと言えるかどうか どちらに転ぶか。はっきりと分かりません。
パンフの最後に小さい字で(以降は拡大鏡でお読みください) 尚、この表示料金は社の都合で突発的に変更されるもので契約終了後で も追加料金を請求する場合がございます。