氷河急行・・とは違うけどオンナジです。 

誤解があるといけませんのでもう少し。

氷河急行は昔は5社の鉄道が一緒になって運行していた列車編成で、25年ほど前までは フルカ峠の手前の氷河沿いに這い上がっていたのが売りで そのために氷河急行。その当時は ローヌの川の氷河に流れ込む支流の氷河の上を渡っていたので氷河急行。 6月半ばから9月の半ばで運休していました。

25年ほど前にトンネルが出来て氷河と縁が切れたので本当はもと氷河急行です。 いまでは運行会社も合併して2社連合です。 アンデルマットの向こう側で マッターホルン・ゴッタルド鉄道からレーテッシュ鉄道に変わります。

この急行はもっぱら観光客専用です。地元の人はこの2地点に接点が無いのか、地元列車は Birg/Andermatt/Disentis/Chur/St.Moritz と区切れますがほとんど乗り継げます。 Churs へは用事がなければ手前のRheichenauで乗り換えれば往復1時間ほど得するはずです。

Disentis/Reichenau 間はライン上流の川下りの場所です。 車窓からゴムボートで奮闘するウエットスーツのオニイチャン・おネーチャンがたが楽しめます。 逆だと半分濡れた彼らが再トライのために乗り込んできます。 つまり 特別車両の氷河急行では窓を開けて川面を覗き込むなんて訳にはいかないんです。

あっ また余計なお話でした。 時間があれば アンデルマットの町もも覗いて見たら。いえそうそう珍しい町ではありませんが 中世の宿場町みたいな雰囲気のところです。 駅から徒歩 10分かな。

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1件のコメント

  • 08/06/14 00:43

    Re: 氷河急行・・とは違うけどオンナジです。 

    なるほど、色々と歴史があるんですねー
    全くもって、余計な話ではなく大変勉強になります。
    ぼうふらおじさんの知識量には脱帽ですね、すごいですよ。

    ちなみに、スイスの鉄道料金は全般的に高いような気が
    しますが(たとえ半額とかになっても)スイスの物価自体が高い
    ので、スイス人は困らないのでしょうか?

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    えへへ、変なウンチクの追加です。

    すごいといわれても 照れます。それだけ通ったセイです。多分。

    確かにスイスの鉄道料金は全般的に高い・・、といいてもこの国の人は殆んど坂道ですし、トンネルですし、人のあんまり住んでないところでもちゃんと走らせているし(ここの所がどこかの国みたいに違って、土建屋と政治家にお金を落とすために使いもしない道路を作って、鉄道を廃線にするなんてことをしない)、EUのもっと道路を作れというハンパじゃない圧力をはねかえして、もうこれ以上大きな道路を作らないからアルプスを越えるなら鉄道をつかえと・・大きなトンネルを掘り直しています。

    ところでスイスの人はどうしているかと云うと 1年有効の半額パスを購入して鉄道にのります。 つまり 一見さんの観光客はフルフェアで、少しお尻を追いつけてくれる人はいろいろなパスを用意します。

    あんまりちゃんと公表していませんが 別レスにあるように 1月有効の半額カードも外国人には用意します。

    ・・それと スイスの物価が高い・・と言っても基本の生活必需品はむしろ日本のほうが高額です。その上かれらのふだんの生活は意外と質素なんです。平均年収も高いし、農業生産者などには日本などよりずうっと手厚い保護政策をとっています。

    スイスの物価が高いのは収入基準の高い都会で、面白いことに人気のリゾート地の山の上の飲み食いが麓の村と殆んど変らない・・事です。

    多分 今度の旅でその辺も充分見てきてください。 国全体が確かに観光地ですが、日本の観光地・・とはかなり在り方が違う・・と私は思っております。 

    いえ お帰り後にも感想を聞かせていただきたいものです。