納得というよりあきれた次第 ボランティアをしたい人は、 ボランティアをしたいから、 多少高くてもそのツアーに参加するんじゃないですかね? 本当にボランティアがしたくて参加している人が1人でもいるんだったら 就職と関係なく参加している人が1人でもいるんだったら その会長のそういう発言はその人を傷つけるでしょうね。 あるいはHISのボランティア・ツアーになんか2度と参加したくない、と思うかもしれない。 南米に行きたい人は、南米に行きたいから行くんだと思います。 東南アジアのビーチも同じですね。 行きたいと別に思ってもいないのに行くなんて、就職のために有利だから行くなんて、およそ旅行好きかどうかも、疑います。 そういうことを評価するほうも評価するほうだけど、そういう基準でボランティアをしたり、そういう基準で旅行先を決める人も決める人かな、と。 行き先なんか別にどこでもいい、それくらい旅行に対して関心のない人には、旅行先を薦めるのはいいかと思いますが、少しでも旅行好きだったらそんなことは当然自分で決めるかと(笑)
ピースボートも、平和という名前で釣って、参加者を集めているわけですしね。 旅行会社は海外旅行に付加価値をつけて、料金を上げたいと考えているでしょうね。 ボランティアと名前をつければ、ある程度料金を上げても客が集まるならば、それは戦略として間違ってはないでしょう。 例えばピースボートにしたって、 「世界一周船旅」だけだったら、人は集まらないのでは? ピースボートという名前だから、人が集まるわけです。 普通に考えたら、船に閉じ込められて、 3ヶ月も共同生活をさせられて、 100万円以上もかかるなら、 誰も参加しませんよ。 ピースボートという名前で、 なにか社会的に意味があることをしていると、 誤解させているだけです。 ピースボート(peace boat) http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/5919/1143078154/ ボランティアツアーと一緒ですね。 みどりのくつした
商品としてのボランティア たしかに、旅行会社側からみて、商品としては、いい戦略かもしれませんね。そもそも「ボランティア・ツアー」などと言っている時点で、本格的にボランティアを志そうとしている人は、最初から敬遠するかもしれません。 それにしても、目的と手段が入れ替わっているというか・・・物事の順序が逆さまなのは、奇妙を通り越して滑稽な光景です。この滑稽さは日本社会のあらゆるところで見受けられますけれども。 たまたまボランティア経験や旅行経験をもった人を、その内容によって企業側が考慮する、というのが本来の形でしょう。しかし、応募する側もそこが考慮されることを事前に知っていてそのためにボランティアや旅行をする、企業側も応募者がそのように旅行やボランティアを「利用」してくることを重々承知の上でそこを重視する。さらにはそういう現状を知っている旅行会社が「ボランティア」を宣伝に掲げる。 皆でよってたかって「ボランティア」という言葉を利用しているわけですね(笑)なんだかODAの論理とよく似ています。「援助」をすれば国連常任理事国入りの1票を入れてくれるのではないかな~、という期待をちらつかせてしまう日本。 もちろん「商品としてのボランティア」であっても、ウラのあるODAであっても、役に立っていることはあるかと思います。ただ、こうなったらさらに1歩進めて、さらに現地で役に立ちそうな商品を出していったらどうでしょうかね? たとえば「中国四川省周辺でのボランティア」だとか。これは今だしたら、就職と関係ない人でも飛びつきます。たぶん30万や40万のツアーでも行く人はいるでしょう。ただ、受け入れ先に問題があって、こういう民間企業に対して、受け皿を見つけるのは大変でしょう。それに技術をもっていない人がどう役に立てるのか? それでも、テントが不足しているなら旅行会社は30万円のうち10万円はテント代にあてて大量のテントを買って、そのテントを参加者に配布してもらうだけでも役に立ちそうですけれども。