米国とは違います

偉く治安の悪い国だけを体験されているのか、何処かの本にでも書いて
あったのか。この内容は関係ないのですが、とあるメジャーなガイドブック
には、「海外でノートパソコンを安定して使うには変圧器が必要」と書いて
あったので、そのような「誤った」情報が一人ありきしている可能性も
あるのでしょう。

ベルリンの市内を昼間あるいて刃物で切りつけられるということはまず
ないと思います。夜間人通りにない道を貴重品を身につけて歩くのならば、
にっぽんでも同じでしょう。ポーチタイプですが、安全云々よりも見た目
が格好悪いと思ってしまいます。しかし、これは人のスタイルなので、
それが良いと思えば使うだけのこと。デジタルカメラなどを収納し、敢えて
現金等は入れないという人も多いでしょう。

ホテルから出る(外出している)ときに敢えて貴重品を持つ必要があるか。
ここに問題があるような気がします。そのような場合は、宿がドミトリー
とかに限られます。よもやベルリンで民宿とかは考えられないので、ホテル
に置いておけば(金庫等の安全な場所)済むことではないでしょうか。

金庫が付いているでしょうか?という質問をされて答えられる人間は存在
しません。ご自分で書かれているように、個別的問題です。要するに、総論
に対する答えはなく、各論のみが可能(これもあくまで場合)であるという
こと。なお、部屋備え付けを疑う人も居ます。確かにプロが作業すると簡単
に空けられたり、とある都市でのことですが金庫ごと作業着着たプロに持って
行かれたとか。一方、フロントの金庫も、杜撰な管理(本人確認をしない
とか、本人の見えないところで操作するなど)もあるので、銀行を信用せ
ずにタンス預金とか庭に埋める人がいるように、部屋のスーツケース派も
ゼロではないのです。しかし、部屋の荷物の中に入れたら、事故の場合に
間違いなく戻らず、ホテル側も一切責任を取りませんが、ホテルの金庫の
場合は、客がしっかり管理すれば、何らかの補償もあり得るでしょう。

ですので、貴重品を持って出歩くことは、鴨が葱を背負っているような
ものなのです。

最後に、機内?。機内で窃盗ですか?可能性はゼロではないし、機内専用
のプロが居てもおかしくはないでしょうが、これも貴重品は肌身離さずと
いうことに変わりありません。上着を預かって貰うときに現金パスポート
が絶対入れてはならないし、現金を鞄に入れて、その鞄を上の棚に収納す
れば、就寝中に取られることはあり得ます。でもそれは、新幹線のなかで
も同じで、海外どうこうではないでしょう。