08/05/27 18:44

厳しそうなところと私の感想…

続きです。

以下個別に。

インスブルック昼着ですと、エッツタールに寄ってフェルトキルヒは厳しいです。谷奥のセルデンまではバスで約1時間ですが、この谷はかなり深いので、もし(ある程度以上の)氷河や山並をご覧になりたいようでしたらバスなりロープウェイなりで更に上がる必要があります。またエッツタール駅からフェルトキルヒは1時間40分ですから、最終ロープウェイで降りてきて乗り継いでとなると到着は21時近くなります。物理的に無理ではないですが、一日移動ばかりですし、9月中旬で日没が19時くらいとなるとせっかくのArlberg越えも残照ぎりぎりですね。インスブルック近郊の方がもう少しお手軽にいろいろ見所がありますし、特にこだわりがないのであれば、あえてここでエッツタールを選ぶ必要は感じませんが…。

先日の別スレッドでも同じ意見の方がいらっしゃいましたが、私もランデック-シュクオル-サンモリッツ間はLandeckから入る方が景色がダイナミックに変わっていくので楽しめると思います。従ってこのルートを取られるのでしたら逆回りにしてみたらいかがでしょうか?

グロスグロックナー山岳道路は9月中旬くらいから路面凍結のためたまに閉鎖になる場合があります。どうしてもということであれば多少余裕を取った方が確実でしょう。ただフルカやスーステン峠越えなどを既になさったことがあるのであれば(ないかな?)、Hohe Tauernってオーストリア好き、オーストリア限定観光客、国民以外は「行かないといけない」場所ではない気も(私は)しますけど…。

サンモリッツは一日半でしょうか。秋口のお天気はこの辺りどうなのでしょうね? ぼうふらおじさまの方が詳しいと思いますが、良ければよいでお出掛け先には事欠きませんから、氷河見物の保険がてら少し長めでもという気もしなくはないです。エンガディンはベルナーオーバーラント、ルガーノとは違った良さがあって私は好きです。

リヒテンシュタインはファドゥーツ以外(特にマルブンなど上の方)も歩かれるということでしょうか? それはそれで面白そうですね。私は行ったことありませんので残念ながらコメントできませんが。ファドゥーツだけならフェルトキルヒ/マイエンフェルトから半日日帰りで十分可能な規模です。極端な話、フェルトキルヒ(orマイエンフェルト)-サンモリッツ間の移動の間に両者回れるくらい。

St. MoritzからZell am SeeでAlpbachへ寄るのは一般的には厳しいです。
そもそもZell am Seeまでで一日がかりですが、AlpbachへはBrixleggからバス…が大変接続悪いのですよね。どのくらいの方が諦めて(?)タクシーを使うのかは私は存じませんが、現地で多少のんびりの時間を含めるなら、ましてやリフトで上がるなら、やはり昼一日使う程度の時間は取りたいです。
いずれにせよスイスの後のチロルは始めから谷間の民家や人々が目的などなら構いませんが、迫力という点でどこをお勧めするかいろいろ難しいので(東チロルの素朴さの方がむしろいいのかも)、行きにLandeckからOberinntalに入る前に時間が取れそうであれば、帰りはそのままスキップというのもありかなと思います。

グロスグロックナーとヴェルフェンは同日には無理です。グロスグロックナー山岳道路のバスの本数がとても少ないことが一つ。それからヴェルフェンもガイドツアーに合わせていけば3-4時間あれば降りてはこられますが、Hohenwerfenのお城とあわせて一日がかりくらいのつもりの方がいいですし、高低差が結構あるので、もし歩きなれない方だと翌日筋肉痛の可能性もお忘れなく…。なおWerfenの中腹からはHochkönigの北面の氷河が見られます。昼過ぎは逆光になってしまいますが…。

ハルシュタットからは氷河は見えませんが、ゴーサウか、マルコポーロ3さんの上げたクリッペンシュタインの氷穴の上のクリッペンシュタイン頂上駅/頂上からはダッハシュタインの氷河が見られます。どちらが綺麗かといわれたらゴーサウの方を是非お勧めしたいですが、氷穴のついでならばクリッペンシュタインの方がいきやすいとは思います。

長々と失礼しました。ご参考になれば幸いです。

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