う~ん、日本人のドイツ語では通じないのでは 1990年以前の東欧は英語が通じず、外国語と言ったらドイツ語というのは 確かにありました。しかし、それはドイツ語に長けているとか母国語並み に使えるというのが大前提。実際には、英語よりは通じたが、話すほうも 大変だし、少し間違えると全く通じないというストレスが大いにたまるもの でした。 欧州は英語とドイツ語ができれば鬼に金棒は言い過ぎでしょう。ラテン系の 言語も強いのだし。アルザスでもすでにフランス領になってから世代交代 が進んでいます。若い人はフランス語だけで、身内にドイツ語を喋る人が 居たりするので、相手の言うことは理解できる程度でしょう。これも正しい ドイツ語が前提。スペイン語とイタリア語の関係でも書いたことがありますが、両者が母国を使いならば可能だが、付け焼き刃程度では歯が立たない。 以前、Jリーガーの話を書きましたが、あれはあくまで現地で生活する人 やプロとして働く人の姿勢として立派だということ。 観光客にとっては、気楽に現地の言葉を使って(通じたときには)楽しんで いる程度のことで、英語がきちんとできれば、心配する必要はないと思いま す。「人間の輪が拡がる」とか「自由に旅ができる」というのは確かなの ですが。 少なくとも日本よりも圧倒的に英語が通じますし、ビジネスマンのなか には完璧に近い英語を使う人も多いのです。ただし知人のドイツ人(旧東 ベルリンなので、若いときに英語教育を受けていない可能性が高い)の 英語は私よりも下手くそなのですが、通じ度は相手のほうが上です。 付け焼き刃では却ってストレスがたまります。せいぜい、挨拶、道を 聞く、数字がわかる(これは重要)、料理のメニューが理解できる くらいで良いのではないでしょうか。 まだ行ったことがないのですが、最近の話題として『ウィーンの博物館、 美術館のおしゃれなレストラン』です。かなりお勧めらしいので。 個人的にはケーキ屋さん巡り、地元民の集うカフェなんかも面白い。 第三の男で有名な遊園地(プラーター公園)とか、何もないウィーンの森、 かなり観光化されているホイリゲ(楽団はブラスチラバから来ているとか) も良いでしょう(地元民が絶賛する店もあるとの噂ですが実際には知りませ ん)。これも個人的ですが、ウィーンと言うとミラノ風カツレツ(コトレッ トミラネーゼ)のウィーン版とハンガリー料理です。 磁器に興味があれば再建?されたアウガルテンとかなんかはおもしろい のでは。でもやはり美術史博物館、歴史博物館、さらには世紀末建築、 ウィーン分離派とかは美術歴史にさほど興味がなくても面白い。 音楽好きならば、街の大道芸(ほとんどがプロの卵)からオペラまで。 音楽の都だけあってレコード類(CDですが)も豊富です。 結局、いくら時間があっても足りないのもウィーンの魅力です。