Arques

Rennes-le-Château から元の主要道には戻らず、里山の中の農道と思しき道を勘を頼りにグルっと廻り、Rennes-les-Bainsを経て主要道D613に抜けられた。ここまでは里山の間の道で、日当たり悪く寂しくて気が滅入いったが、良かった・・・・助かった。少し視界が開けただけで気分が楽に。D613を更に進むと、前方にArquesの標識が見えてすぐ、その独特な建物が左側の畑の中にあった。道端の簡易的な駐車場に車をを止め、なだらかな坂になっている敷地を上がって史跡の建物の入り口に。
オフィシャルのお嬢さんに、入場したい旨を云ったところ、この建物以外に少し離れた村の中心にミュージアムがあって、馬車に乗せてもらって行けるとの事。
chateauの中に入って驚きました。なんと、コスプレのお化粧屋さんと、農家の主婦がワインの拡販を、各々が商い中でした。私はこういったのに弱くて動揺、見るべき物が無さそうだと早合点。本当はchateauの構造などユックリ見たほうが良かったのに。
喉の渇きを癒したくてコーラがあるかと問うと、3ユーロとのこと。高いと思いつつ、自分一人だけでもミュージアムに連れていって欲しかったので、仕方なくコーラ飲んだようなものでした。
舗装された主要道で馬に鞭を打ち早足させるので、パカパカと蹄鉄の音が辺りに響き渡りました。5分ほどでミュージアムに到着、ベルバラの池田理代子に似た知的なオフィシャルのお姉さんとご対面。普通の田舎には、こういった人はいないだろう、もしや、当地の民俗学的カタリ派研究の父、故デオダ・ロシェ(DÉODAT ROCHE)のお孫さんにあたる由緒ある人なのだろうかと勝手に想像。内部には、いろいろな陳列があって、酔狂な物好きには堪りません。書籍販売のコーナーにはカタリ派関連の物が多数あって、その中から英文のを購入。
行きはヨイヨイ、帰りは怖いで、馬車に乗ってきた道を、トボトボと歩いて戻りました。しかし、カルカソンヌのミュージアム・ショップに置いて無い、観光の助けにもなる英文の書籍が入手できて良かった。
http://www.chateau-arques.fr/

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