理屈はそうだが

離れすぎているからお願いする...理屈はそうですが、ドイツ人は良くする...は「?」。

自分の経験がすべてではありませんが、わたしは頼まれたことありませんし、そういうやり取りを見聞きしたこともありません。第一そんなに一緒に座ることにこだわるなら、まず席を予約するでしょうし、そのために席を予約するならば予約時に席を確認するでしょう。だから席が離れているから替わってほしいと他人に頼む場面が想像できません。

マルコポーロ3さんのおっしゃる、並びの席で空いているところに座れば良いというのは最近ではやや危険です。というのも席に着く時点で予約が入っていなくとも、列車が進行する間にその席に予約が入ることがあるからです(わたしも一、二度そういう目にあいました)。

今回の件で疑問に思うのは、なぜ一緒に座る事にこわだわるのかと言う点です。どちらかが高齢の人、子供、あるいは介護を必要とする人などならば一緒に座る意味もわかりますが、そうでなければ取れた予約のまま座っていても良いように思います。

頼めば席を替わってくれる人もいるでしょうが、その場合はせめて相手の荷物は運んであげましょうね(→相談者)

ヨーロッパ車内事情

多分ウィーン行きの列車と思いますが、寝台を除いて要予約の列車は1本もありません。ヨーロッパではTGV、ユーロスター、タリス,AVE、ごく一部のECなど全車指定の列車を除いて、95%以上の列車が全席自由席で、予約もできるシステムです。

以前、別々に予約したのか似たケースをみかけ、連れの隣に座っていたヨーロッパ人?に頼んでいる日本人がいました。彼はそこらに空いてる席が沢山あるのだから、日本人が2人してそこに移れば、済むことじゃ?と憮然として網棚の荷物を降ろし、反対窓の席に移りました。「あの人俺の指定席に行かなくていいのかな?」とトンチンカンな話をしていましたが、この列車も全席自由席ということが理解できなかったようです。

誰もが、気持ちよく代わってくれるとはかぎらないので、友人と一緒に座りたかったら、どちらかの友人の隣に空席がある方に座り、もし、そこに予約客が着たら、近くの席ならその時頼むのがいいかと。荷物を動かす必要もないので。または最初から2席空いているところに座ったらいいかと。

まあ、毎日顔を突き合わせているよりたまには離れ離れになって、外国人と話するのも悪くないかも知れません。

始発駅を出る前に車掌が予約票を予約席に刺し込んで回る大分前までが予約のリミットだった以前と変わって、直前予約ができるようになったせいか?、予約席と表示してない空席に予約客が来る可能性もありますが。

私の場合は運がいいのか、依然として、座った空席に予約客が来たことはありませんから、1000回以上予約せずに、座れなかったことがない(席を代わることもない)記録を続けています。単に予約が面倒臭いだけなのですが。

予約席でない所にすわったのに予約客が来たという例もあるので、お勧めはしませんが。