オーストリアに限らなくても 海外で長文を書くつもりがなく、キーボードのほとんどないPCを持って いったために、きちんと書けませんでした。他の方が書いてくれると期待し ていたのですが、意外に個別のエアラインに関しての言及がありませんでし た。kiyaさんの選択の基準が参考になると思います。 まず、欧州系ならば、時間的には大差ない。ただし、欧州内のビジネス クラスはエコノミーと同じで、真ん中の席を間引くだけなのと、食事らしい 食事が出る程度の違いです。それでも、満席になることもないし(ロンドン 便は満席になることが多い)、荷物も持ち込めるので(エコノミーの収納 スペースはすぐにいっぱいになる)、それらだけでも価値はあります。 現在、OSはビジネスクラスのキャンペーン中で、CもしくはDクラスで、 指定地域*から空港間の無料ハイヤーサービス(片道) 無料宅配サービス(往復) 成田空港周辺のホテル前泊サービス インターコンチネンタルホテル・ウィーン1泊サービス JCBギフト券1万円分 が付きます。なお、ビジネスクラスにはJ,C,D,Z,Iなどがありますが、 定義は各社異なります。あまり深く考える必要はないでしょう。ノーマル 以外は他社便は使えないのと、往路は変更不可だが、復路は可能とか、 完全FIXとかの違いで、実際に購入するさいに良く確かめる必要はあります。 ただし、上記サービスはたがが知れていて、しかもそれを受けるには 相当高い料金を覚悟せねばなりません。例えば、ウィーンのインターコンチ ネンタルはかなり古く、部屋も狭い。老舗だけあってソフト面はきちんとし ていますが。 ヨーロッパ往復64000円~ 60歳以上シニア62000円~ アーリーバードWEB割引なら580,000円~ など色々ありますが、一番安いアーリーバード【ジュリエット7】はJクラス で、上記特典対象外。また、出発前にはフライト変更不可で、出発後には 復路だけ変更可能(これはかなり使いにくい)。 また上記料金はオーストリア航空から直接購入した場合。代理店から買えば、 40万円を切る可能性もあり。小さなエアラインなので、利便性は劣るために 欧州系の中では比較的安い。これはフィンエアーも同じ。 正直なところ、たかがビジネスに60万円以上掛けるのは勿体ない。やはり 40万円までがなんとか許せる額だと思います。エコノミーの10倍の価値な どなく、せいぜい2-3倍程度の価値です。30万円台が妥当(それでも高過ぎ るのですが、エコノミーが『持ってけ泥棒』価格なので、利益を出すために 下げることができない)でしょう。 日系は論外として(高値安定)、欧州系もブランドイメージ(+利便性) とおおよそ相関があります。ルフトハンザは高いはず。地中海の半島に ある国が株の半分をまだ所有している(はずの)エアラインも安いので すが、ここは止めたほうが良いでしょう。夏まで存続している可能性が 低い。 アジアはバブル的に高い評価のシンガポールを除けば比較的安い(キャセイ も中国特需で高値安定です)のですが、やはり時間が掛かる。例外が大韓航 空です。とくに大阪以西ならば、却って早い。問題は、ビジネスクラスが プレステージクラスのプレステージプラスシートになっているかでしょう。 要するに、ビジネスクラスの最大の利点は安眠できること。疲れが全く異な ります。そもそも、エコノミーで行って商談に失敗したら元も子もないと いう発想で作られたような物なので、現地に着いても元気でなくてはなりま せん。しかし、中間席として作られた旧式ビジネスではそれは無理。新型 のシェル式(シートが独立しているので、リクライニングしても後ろに影響 せず、ほぼ水平になる)で漸くまともになりました。KEのシートは過渡期な ので、新旧混合だと思います。それに最新式はドル箱路線に導入するので、 マイナーでしかも観光客の多い路線は後回しになりやすい。 KEのファーストがひどく、ロンドンから乗ったビジネスクラスでは、ツアー 客をエコノミーからオーバーブックでアップグレードして、その同じツアー 客が見学に来るのを一切阻止せずとても騒がしい体験をしてから一切乗って いません。その後、金大中のアシアナ優遇政策を経て、劇的に変わったそう です。今は問題ない(のかな?)と思います。 台北からも中華とエバーが就航していますが、バンコク経由で時間が掛かる。 しかも、エバーは帰国便に間に合わない可能性もある。サービスと安心感 でエバーは良いのですが。タイ航空も悪くないのですが、やはり深夜にバン コクはきついのと、やはり帰国時のロスタイムが問題。アジア系は、欧州系 よりもサービス面で優れているのですが、やはり高齢者に長い時間は酷で しょう。しかし、最近は、シルバー世代が団体でビジネスに良く乗り込んで きます。やはり、金があるのでしょうね。