「旅の陽だまり」もあたたかく見守ってくださりありがとうございました。 「旅の隣人」は、旅行経験がほとんど無い私のような学生が、初めての外国で見聞きしたことを中心に反省だらけで書いていきます。 (いままでも一緒ですねw) よろしくおねがいいたします(^o^)/
元気にしてるの? 忙しいんでしょうけど、まだ書きかけなんだから気分が向いたらレスなさい。 キチンとご飯は食べてるの? 体を壊さない程度に頑張りなさいね。 3時になっちゃうから寝るワ。
Re: 元気にしてるの? ひさしぶりにパソをひらいてみました。 はい! 元気にしてますよぉ~、おばぁさまもお元気ですか? 私は月に一度のゆっくり眠れる日をたのしんでいます。 ごはんはバイト先でちゃんとたべてますよ、心配してくれてありがとう(^v^)/ つづきはゆっくりと書いていきますね。
アユタヤ 51 ライトアップツアー トゥクトゥクの激しい音に負けないように、大きな声でKさんにたずねてみました。 「どこにむかってるんですかー!」 大通りには車もバイクもたくさん走っていて、道路沿いには市場や屋台が多く見えます。 「知り合いの居酒屋だよー! こっち側はGHのある遺跡側と違って、夜にぎやかなエリアなんだけど、観光客より現地在住の日本人がよく来るからさー、日本人目当ての飲み屋とか料理屋が多いんだよ!」 「えーっ!? だってごはん食べたばっかりじゃないですかー!」 「うん、だけどあんな感じだしさー! あとはAさんに任せとけば大丈夫だから! オーナーも分かってるから連れ出したんだと思うよー! 何も食べなくてもいいからねー! 繁華街を見て周るだけでも楽しいと思うからー!」 確かに遺跡がある方は、夜になると出歩く人が少なくて、『バンコクとアユタヤってこんなに違うんだぁ』と少し驚いていました。 でも、アユタヤにも夜にぎやかな場所がやっぱりあったんだ。 トゥクトゥクは繁華街の入り口らしき所から、少し路地に入った場所に止まりました。 「着いたよ~、あ、やっぱり暇みたいだね~w」 トゥクトゥクを停めた目の前は日本語の看板がある居酒屋でした。 ガラス張りの中にはおじいさんが1人座っているだけで、他にお客さんはいないようです。 そのおじいさんがこっちを見て店から出てきました。 「オイ! なんだよー、お前たちまた来てくれたのか! オー!○○!(オーナーさんの名前)また来たのかw、あんまり来たら奥さん怒るんじゃないか!?」 裸の大将みたいな服装の人のよさそうなおじいちゃんは、声も大きくてすごくパワフルですw 「オーナーはね、このお父さんの日本語だけは理解できるってAさんが言ってたよw」 「えーっ!? ホントですか? .......コートート、クン、カウチャイ、パーサー、オトウサン?」 私のメチャクチャなタイ語に、オーナーはニコニコして、 「カウチャイ、カウチャイ!」 え~っ!?何でだろうw 「お父さん、僕らご飯食べて来ちゃったんで飲むだけなんですけどいいですか? その前に、この子を連れて、少し散歩してきたいんですけど」 「お~っ!いいよいいよ、行っておいで。 何だ~、K、お前、こんな若い女の子つれて~w Aがやきもち妬くんじゃないか~w?」 「違いますよ~w、僕らのとこに一緒に泊ってる旅行者ですって! Aさんが今大変だから外に出ただけですよw」 「Aが何かあったのか?」 「いやいや、大した事ないですよ、いつもの事ですw」 「あ~っ! またけんかでもしてんのか、外人とw あいつは頑固だからなぁ~本当にw」 「違いますってw。 とりあえず少し歩いてから戻ってきます!」 パワフルおじいちゃんに挨拶してから、私たちは繁華街の明るい方へと歩いていきました。 たくさんの屋台が出ています。 「Kさん、Aさんと外人さんがけんかって.....何かあったんですか?」 「あ~......。お父さん大げさだからw けんかじゃなくて、不良外人を追い出した事があってね。 まぁ、いいじゃん! あ! のんちゃん、これにチャレンジしてみない!?」 Kさんが指差した屋台に並べてあるものを、よ~~~~っく見てみると.......
屋台に並べてあるもの とりあえずはお引越しおめでとう。 屋台に並べてあるものって、 ひょっとして私がトライしようと思いつつ まだ果たせていないアレのことかも。 のんたんの連載の終わりかたって、連続ドラマみたいに、 気を持たせて続きを期待させる巧妙な書き方で、 だんだんと筆致が冴えてきたようです。
アユタヤ 52 ライトアップツアー 屋台の電球で明明と照らされていたのは、しょうゆ色に料理された......4種類ほどの...虫...でした..。 「.....!!」 声が出ませんでした。 バッタと芋虫とメスのカブトムシのような虫たちが、こんがりと光っているのです! 「ハッハッハッ! 気持ち悪い? 気持ち悪いよね~w でも、けっこう旨いんだよなぁ、これ。 えびせんみたいな味がするんだよ、チャレンジしてみる?」 「い!..いえ...私は遠慮しておきます...」 Kさんの背中にかくれるように、恐る恐るもういちど見てみると、やっぱり...虫でした... 「そりゃ~無理に決まってるじゃないですかあw 僕らでも最初はビビりましたもんw でも食ってみたら旨いんですよね、俺、バッタ食おうかな~」 「エーッ!? S君食べたことあるのぉ!?」 「あるよ~w AさんとKさんに無理やりw でも、イケるよこれ。 芋虫はさすがに無理だけど、バッタから始めたら大丈夫w」 「そうそうw 俺なんか、芋虫OK!」 T君まで... 「タイの田舎なんかでは昔っから食べられてるみたいだよ、虫って。 よくさぁ、TVでやってるじゃん、貴重なタンパク源だったってw 日本でも、信州とか山の中では昔から食べられてるからね~、浅草でもイナゴの佃煮売ってるし」 「えっ!? 日本でもあるんですか!?」 私が驚いていると、Kさんは自信満々に、 「そうだよ、蜂の子なんて生きたまま生で食べちゃうんだから。 だって、ナマコなんて生でで食べる人種は日本人しかいないんじゃないかな~。 牡蠣なんて、初めて食べた人ってノーベル賞ものだよねw」 そっか~....そう言われてみたらそうだなぁ。 「Kさん、それAさんの受け売りじゃないっスかぁ~w?」 T君が横から口を出すと、 「あ! バレた~? 当たり前じゃんそんなの~w 食べ物の事は、ぜ~んぶ受け売りw」 やっぱり....w 「俺たち少しずつ買ってかえるからさ、もしアレだったら後でチャレンジしてみたらw?」 「あ....ありがとうございますw...」 う~~っ....なんとか食べずにすんだぁ~....ホッ。 「ここら辺は、バスターミナルを中心に大きくなった場所らしいんだ~。 ボーコーソーって言うんだけど、バス停の事もボーコーソーって言うからさー、ボーコーソーっていっぱいあるんだよ。 GHに泊るバックパッカーはコッチ側にはあんまり来ないけど、ツアーでホテルに泊ってる人はコッチに泊る人がけっこう多いんだよ、ほら、向こうに大きいホテルがあるでしょ? あそこがアユタヤグランドホテル。 ツアーできた人もそうだけど、日本から派遣されて仕事できた人もいっぱい泊ってるみたいだね」 Kさんが指差した方向に、キラキラとした大きなホテルがありました。 とても高そうなホテルです。 「そんな感じだから、このホテルの周りに、日本人の駐在さん向けの居酒屋とかスナックとか、ちょっとエロいマッサージ屋とか増えちゃったんだろうねw ほら、飲み屋の店の前にキレイなお姉さんいっぱい座ってるでしょ? あの客待ちのお姉さんたち、全員田舎から来た売春婦だよ」 正直言って、そんな予感はしていました.....。 だって、みんなセクシーな服を着て、キレイ過ぎるくらいの体型で....。 「でもね、あの子たち、ほとんどが田舎に子供がいたりするシングルマザーだから、日本人客が本気で恋するとバカを見るってAさんが言ってたけどねw」 「何でシングルマザーばっかりなんですか?」 「タイ人って、恋愛したらすぐ子供作っちゃうらしいよw 要するに避妊しないかそこまで考えてないか。 俺も初めて聞いた時は『そんなの人それぞれでしょ』って笑ってたけど、マジらしいねw そこは日本人的に理解しようと思っても無理だよ」 ふ~ん......何か、つらい話だなぁ... 「だって、ソレ目当てで来る奴も多いだろ? あの2人組みもそうだしw 出張で来て必ずそんなとこを楽しみにして行くオッサンだっていっぱいいるよーw」 そう言えば、あの2人も出会った列車の中で、『ツアーで来るやつなんか女を買いに......』って言ってたなぁ.... でも、自分たちもそんなことしようとしてたくせに...... 「でもね、のんちゃん! 俺、その人たちの気持ち、分かるよw だって俺たち、男だから。 俺だってそんなとこ行った事無いかって言われたら、あるからねw それでとやかく言えないけど、ボッタクリとか性病とかに引っかかるのは、自分の責任.....ん~.....日本人の責任だと思うよ」 「......」 「だって、それで生活して、仕送りして、家族を養ってる人もいるわけだからね。 本人たちも、もっといい会社に就職できるならとっくにしてるんだろうし。 だからって、売春がいいって事ではないけどね。 需要と供給がある限り、こんな事は無くならないしね」 分かるような分からないような...