08/04/30 17:11

高い安いの判断だけですか?

 こんにちは! 学生時代の2万円は貴重ですね、僕も学生のままでしたらカメラパーツを買って2万円費やすより、エジプト旅行に2万円を追加して持って行った方が良い、と考えたかも知れません。 
 さて、この水中カバーとやらメーカーによって名称は様々で、浅瀬で使う防水キットを別にすると、ダイビング用キットはマリンパック、マリンキット、水中キットの名前があります、しかし機能の語源からして水中キットは一般的にハウジングと呼びます。 私個人はソニーのデジカメ+マリンパックを使ってますが、国内のダイビングで一番多く見かけるメーカーはオリンパスで、海外ではモルディブ、アカバ、バハマ辺りでも外国人はハウジングキットを持ってなかったですし、持ってても日本人に多かったですね。 持って潜ると後でバディに写真を送ってくれとねだられますし、時々大型カメラを持って潜る人もいましたが、撮影を職業にしている人でした。 またレンタルですが、水中で撮影してからプリントするまで商売にしてる業者がプーケットやバリアリーフにあったものの、カメラとキットを貸し出す商売は見たことがないです。 5メートル程度防水のフィルムカメラ「写るんです」なら、アジアの主だったビーチに売ってましたが・・。
 さて、ハウジングの2万円ですが、ダイビングに使うだけで安い高いと言うより、色々な場面に使えます。 私はラフティング、海釣り、海水浴など、激しく水が当たる場面や海水に浸る場面では、必ずハウジングを付けて出かけています。 私見としてですが、ハウジングはこれ以上ない優れたグッズと言えるでしょう。 現在、一眼デジカメのハウジングを買おうとしてますが、それは10万円します、家庭用デジタルビデオカメラになると12万円しますが、しかしこれでも安いと感じます。
 ハウジングの注意ですがダイビングする場合、水深10メートルを超えると、水中写真を撮っても全体的に青味を帯びた画像になってしまいます。 これは海面の光プリズムにより色彩の種類が少なくなり、赤い鯛が黒鯛に見える現象と同じです。 これはハウジングを買う時のパンフレットにも載ってると思いますが、レンズ部分の先端に偏光フィルターを付けることで解消されます。
 そして大切な事は、ハウジングキットは常に防水を保つため、ダイビングボンベのOリングのように、接着ゴム部分は油を切らさないこと、セットする時は髪の毛などのゴミや塵を挟まない事が重要です。 また世界中の昼の海では、陸上の気温より海水温の方が低い場合が大半ですから、潜って直ぐにハウジング内が結露してきます。 これはお菓子などに入っている乾燥剤を開封後直ぐに保管しておき、ハウジングを準備する際、乾燥剤が破れないようハウジング内に入れてしまうことで防げます。
 あれこれメンテナンスが面倒なハウジングで、しかも対価として気持ちが揺れると思いますが、考えてみると地球表面の陸上は3割でしかなく、反対に海は7割なのですから、私はあらゆる条件下で撮れるハウジングを強く勧めます。 ここは借金してでも買いましょう、とは言いません!

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