08/04/20 01:25

10月は紅葉シーズン

10月は紅葉シーズンです。といっても、日本のように全山赤とはいきませんが。それでも、九寨溝がもっとも色鮮やかになる時期です。見頃は年により変動するので、確定できませんが、だいたい中・下旬です。ただし、黄龍はより高地なので、紅葉は終り葉が散ってき、山の美しさはもう一つとなります。それと、途中の4000m越えの峠道が積雪・凍結で通行不能になり、黄龍に行けない危険性が出てきます。2007年では10日過ぎに積雪で一時期通行不能になりました。一般的には下旬になるほど危険性が増しますが。

彝驫靉さんもおっしゃるように、国慶節の連休(今年は9月29日〔月〕~10月5日〔日〕)は避けるべきです。この期間は年間で最高の観光客の訪れる時期で、日2万人以上が押し寄せる日もありますし、ホテル代なども最も高い時期になります。

さて、現地でのツァーですが、もちろん成都の旅行社で申し込めます。満員でなければ、前日で大丈夫です。ただ、バス(3泊4日)なら問題はないですが、飛行機利用ツァー(2泊3日)の場合は、早めに申し込んだ方がよいです。四川省中国国際旅行社の例でいうと、飛行機利用ツァーの2星利用(相部屋)で1750元となっています。この価格は時期・需要により変動します。それに外国人は、通常一人部屋となり、ホテルランクも上がりますから、4星として1000元程度は高くなると思ってください。

本当のことをいえば、九寨溝観光には2日はかけるべきです。ゆったりと十分に観光するのと、天候の変化に対応するためです。それに、九寨黄龍空港が高地空港で気象条件が厳しいため、遅延欠航が常習の便ですから、この日程に余裕を持たせたいためです(バスならその必要はありません)。

飛行機利用での個人旅行の日程に関しては、トピックス「 No.236596 九賽溝空港から、黄龍、九賽溝へのタクシー」の「16 日程の提案」「26 Re:日程の変更」を参考にしてください。

また、バス利用での日程に関しては、トピックス「 No.266465 成都~九寨溝の移動や日程について」の「27 再度、日程について」を参考にしてください。なお、昨年1月にバス利用で九寨溝を観光したのを『歴史と中国』(http:km45.spaces.live.com/)に2007年1月15日付「冬の九寨溝―四川雑感〔5〕―」として記事をのせていますので、バス利用方について参考にしてください。

最後に、国慶節後でも人気シーズンなので、日1万人程度の観光客が押し寄せます。出来れば、土日に九寨溝に入らない日程にすれば、やや人が少なくなります。もちろん、月末近くなると数千人台と観光客が減ります。

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1件のコメント

  • Re: 10月は紅葉シーズン

    km45さん、こんにちは。

    いつも丁寧にアドバイスして下さって有難うございます。

    国慶節後の平日に行きたいです。
    中国語が全く解らない私は、かえってツアーより単独のほうが
    余計な気をまわす必要なくて楽だろうか? とも思うのですが、
    どうでしょうか?

    九寨溝と黄龍はセットのようですが、黄龍に行かないと
    勿体無いでしょうか? 四川省観光のお勧めは他にもありそう
    にも思うので、せっかく行くわけですから寄ってみたいです。
    私は渋めの遺跡や建造物と歴史上の地などに興味があります。
    ガイドブックは参考にしていますが、どうも実際に行ってみると
    当初のイメージと違うことがあったりして、やはり他人様の
    評価を訊いてみたほうが良さそうです。

    お手すきのときに、また教えて頂けると助かります。
    よろしくお願いします。

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    • コメント 1件
    08/04/20 23:48

    成都辺りのお勧め

    >九寨溝と黄龍はセットのようですが、黄龍に行かないと
    勿体無いでしょうか? 

    黄龍は時期は最盛期を過ぎますが、いって後悔するところではありません。
    余裕があればまず2日を九寨溝、1日を黄龍とするのがいいでしょう。
    この3日間を九寨溝・黄龍観光にあてる現地ツァーは少ないし、
    それに日本人にとって、お土産屋さん回りが時間の無駄だしおっくうになります。
    少なくとも3軒は回ります。安いツァーほど多くなります。
    これは、ガイドなどの人件費を抑え、これをバックマージンで補うからです。
    ですから、自由度を求めるなら、個人旅行にすべきです。

    >四川省観光のお勧めは他にもありそう
    にも思うので、せっかく行くわけですから寄ってみたいです。
    私は渋めの遺跡や建造物と歴史上の地などに興味があります。

    成都とその周辺に限らせてもらいます。
    1.都江堰(戦国時代に建設され、現在も現役の水利施設)と青城山(道教の聖地であるともに茶の産地)
    世界複合遺産として、1日観光コース
    2.三星堆遺跡博物館(BC1700前の三星堆文化の代表遺跡)と宝光寺(長江四大禅林で、五百羅漢像)
    成都北郊外の1日コース
    3.金沙遺跡博物館(BC1200前の金沙・十二橋文化の代表遺跡)と望叢祠(古蜀王国の伝説の帝王陵)
    成都市西郊の1日コース
    もちろん、武侯祠・杜甫草堂などもありますし、市内には文殊院・青羊宮もあります。
    これらはみな『歩き方』に記載されています。
    なお、宝光寺・金沙遺跡博物館・望叢祠などは、
    『歴史と中国』(http://km45.spaces.live.com/)
    の「観光」に記事を載せていますから、参照してください。