アユタヤ 37 常夏バレンタイン ナイトマーケットで買った焼き鳥は食べられそうにないので、がめ煮のお礼としてAさんにプレゼントしました。 「そんな気ぃ使わんでもエエのに~、夜中にでもお腹空いた時食べたらええやん」 「夜9時以降は食べないことにしてるんですw。さっき、『自分の味は飽きてる』って言ってたじゃないですかぁ、だから貰ってください!」 「いいなぁ!Aさん、バレンタインのプレゼントじゃないっすか~w」 Kさんの言うことにハッとしました。そっかぁ、もうバレンタインなんだ! 今年もチョコ渡す人いなかったなぁ~泣 「そっか、バレンタインなら有難く頂いとくわw」 となりにいる外人さんに、アメリカでのバレンタインデーについて質問すると、アメリカでもプレゼントを贈る習慣はあるそうです。 ただ、日本みたいに女の子が愛を告白するだけじゃなくて、お互いに、『いつもありがとう、好きだよ~』くらいの、日本より少しカジュアルな感じみたいです。 チョコレートを送るのは日本だけの習慣だったんですね~...知らなかった。 アメリカでは花束が一番多くて、年齢によって違うけど、このカップルの彼女は手料理を、彼は下着をプレゼントしたそうですw。 海外で過ごすバレンタインかぁ...暑いから気がつかなかったなぁw。 日本にいたら、義理チョコ代だけで毎年悩まなくちゃいけないのに、ちょっと得しちゃったなぁ、暑い国のクリスマスなんかどうなのかな~?今度はクリスマスをタイで過ごしてみたいなぁ!
アユタヤ 38 詐欺の定番 「ぁ、チ~ス...どうも~」 夕食を食べ終わってみんなとのんびりお話しているところに、渡し舟で会ったあの2人が帰ってきました。 チェックアウトしてなかったんだ....。 「おぅ、今日は早かったなw」 Aさんはビールが入ってご機嫌です。 てゆうか、雰囲気を壊さないようにも見えます。 私はやっぱりこの2人が苦手で目をそらしていました。 「いやぁ、昨日はホントにスイマセンでした。 二日酔いきつかったんで、外に出て汗かいて丁度良かったっスよ~、昼まで寝ててチェックアウト過ぎちゃったし、もう1泊しようかと思って。 アユタヤってけっこう広いっスね、どっちみち連泊して良かったっスよ」 「うん、そやな。飯は食った?」 「はい、屋台で食ってきたんですけど....ココで食った方が割安なんスね、注文の仕方もイマイチ伝わってなくて」 「ハハ、まぁエエやんか、とりあえずシャワー浴びておいで」 2人はAさんにうながされて部屋に戻りました。 大人だなぁ....私はいまだに声もかけられなくて.....。 2人がシャワーを浴びて下りてきました。 「すいません、ビールってココの人に注文したらいいんですか?」 「いや、ココには置いてへんねん。みんな外で買ってきてココの冷蔵庫使わせてもらってんのやw。 ナンや、屋台でのまへんかったんか?」 「はい、けっこう高かったしさっきまで飲む気分じゃなかったんスよw、二日酔いだったんで」 「そうか、じゃあ俺のビール買うたらええわ。心配せんでもコンビニと同じ値段やからw」 ホントに大人だなぁ.... 「マジっスか? すいませ~ん、ありがとうございま~す」 もう.....Aさんそこまでしてあげなくてもいいのに、ホントにお人よしなんだから...2人とも少しは遠慮してよーっ! 「2人とも、明日はどうすんの?」 「あ、はい、明日はバンコクに戻ろうと思うんですけど」 「そか。あと3日くらいあるんやろ? バンコクで何すんの?」 「まぁ観光とか、あと、観光っスねぇ。 お土産とかも見ておきたいし」 「うん、タイっぽいお土産買うならやっぱバンコクかもなw」 「あ、やっぱそうっスか? どこに行ったらいいスかねぇ...」 そこまでは何事も無く過ぎていきました。
アユタヤ 39 詐欺の定番 「やっぱ、カオサンとかが土産屋いっぱいあるし無難なんスか?」 Aさんは呆れた顔で、 「カオサンは......、カオサンは無いやろうw。 確かに値段が高くてもいいならカオサンが1番エエンとちゃうか? 空港とかで売ってる土産のパチモンならナンボでも安く売ってるしなw、空港にあるのも、何が本物なんか分からんけどな。象の顔が握りになってるマグカップとかw」 「あ、それ見ましたよ、カオサンで! でも、値段はちょっと抑えたいんですけど...カオサンって何でも安いイメージがあるんですけど、実際泊ってみたらそんなことないですよね....」 ますます興味がわきます。カオサンってどんなとこなんだろう..... 「あそこは観光地になってるしな、今は。 昔はあそこに行けば旅行者から情報が山盛り入るとか言うてたけど、今はバンコクって言う国の中にあるカオサンロードって言う独立国みたいなもんやなw、蓄膿症で賑やかな場所が好きなヤツは丁度エエんとちゃうw?」 「え?何で蓄膿症が関係あるんスか?」 「だって臭いやろ?カオサン。1日中臭いけど、朝とか最悪やでw。泊ってて感じひんかった?」 「.....確かに臭かったっスねぇ。 カオサンって、Aさんからしたらどういう場所なんスか?」 Aさんはちょっと考えてから、 「....タイの中にある外国...やなぁ。後、俺には関係の無い場所」 「え!? だってカオサンってパッカーの間では1番有名な街じゃないっスか!」 Kさんが話しに入ってきました。ちょっと笑っています。 「あそこって、無国籍だろ?タイじゃないもんねw。 僕もね、初めての時はとりあえずいったんですよ~w、合う人と合わない人いますよねぇ。 僕もAさんも合わないだけですよw。 タイに来てまで、何でわざわざカオサンみたいな無国籍な場所にって、今は思うんですけど。 初めて来た人って、1,2回しかタイに来た事しか無い人とかガイドブックしか、あんまり信用しないんですよねw。 カオサンもそうだし、バンコクも離れたら、もっと安い値段でいい宿なんかいくらでも見つかりますよw! あ、これも受け売りなんですけどね、あはははっ!」 2人はチラッと私を見て、少し気まずそうでした。
グリーンクリスマス クリスマスを海外で過ごしたことは何回かありますが、 一番の想い出は30年ほど前のマレーシア・ボルネオ島でのクリスマス。 大阪のNGOからのワークキャンプの引率で、7人の若者達とともに サラワク州シブの町に滞在しました。 市内のいくつかの教派の教会が合同で、 クリスマスフェローシップを持ったのですが、 言語も含めてエキュメニカルで、たとえば聖書朗読や讃美歌斉唱も、 英語・中国語・マレー語・イバン(現地の少数民族)語が交互に使われました。 その後、街の中を数百人の参加者全員でキャロリング (讃美歌を唄いながら歩くこと)して回りました。 翌日、飛行機でビンツルへ行き、現地の青年達と合流して さらに急行乗合ボートで奥地へ向かい、いくつかの教会のないイバン族の集落 (ロングハウス)で泊まりながら、巡回クリスマス礼拝をして回りました。 タイでは、別のNGOのメンバーとして、20年ほど前、 初めて北部ナーン県でのワークキャンプに参加したとき、 バンコクでクリスマスイブの讃美礼拝に出席しました。 夜行のバスでナーンヘ向かったので、途中で退席しましたが、 1年ほど前、たまたまバンコク滞在中に日曜日に当たったので、 地図で見つけた教会に出席すると、なんとその教会でした。 それ以来、バンコクで日曜日になるとそこへ行くことにしています。 暑い国でのグリーンクリスマスもいいですが、 やっぱりクリスマスは寒くなくっちゃ~ね。 日本にいるときは、イブ礼拝ののち、讃美歌を唄いながら 街をキャロリングして歩きます。白い息を吐きながら寒いけど、 やはりクリスマスの雰囲気に浸ることができます。 最近はキャロリングの巡回希望家庭が減り、早く終わるようになったので、 ここ2年ほどは、近隣の2~3つほどの他の教会の礼拝を 時間差でハシゴして回っています。
Re: グリーンクリスマス 国鉄さまはクリスチャンなんですね、キャロリングってなんかかわいいな~♪ 寒いクリスマスもロマンチックだけど、常夏クリスマスも体験してみたいです! いいな~いいな~、私も海外でクリスマスしたいな~☆