08/04/14 08:01

一般論を述べても仕方ない

のでは?

特に北米、欧州、アジアの主要な都市と、中南米やアフリカとは大違い。
後者には、多くの国で「使ってはいけない」航空会社や先進国ではすでに
御役御免となった機材が堂々と使われているので、トラブルがより多くな
り、また一つのルートが切れても代替ルートが確保できない可能性も大です。
例えば、国分寺の変電所が火災で電車が止まっても、西国分寺から南武線
で川崎に出るとか、国分寺から西武線で新宿まで行くとか、吉祥寺まで
出れば、東西線や井の頭線があるというのと、大赤字を抱えている第三
セクターが朝夕の一便しか運行していない地域との違いのようなもの。

911の際は、金を持とうが、航空会社にコネがあろうが、できないものは
できない、でした。大昔にモスクワの収容所で、オーバーブックで足止め
され、一週間先の便に乗るために時間を潰している「先客」が居ました。

台風で香港に足止めされたときも、例えば、関西便は飛ぶかも知れないが、
全席満席でカウンターは全部封鎖、例え運行してもチェックインが始まる
のは午後遅くということで、空港で半日待つのも馬鹿らしいので、ホテルに
戻ったことがあります。例えば、香港ならば、北米か欧州から夜を徹して
戻り、そこからの便がオーバーブックとかそれこそ香港や日本が台風だった
りして、欠航。たまたまお盆のどピークで、翌日は全て満席ということは
あり得ます。真っ先にウェイティングするために、翌日朝一番に空港に
行き、一日中空きを待つなんてことは現実にはあり得ます。考えるだけで
頭がくらくらしますが。

当然、変更の際には1)航空券の強弱(予約クラス)、2)乗客の地位
(名刺に書かれたものでなく、FFPのステータスみたいなもの)、3)
交渉能力(度胸、語学力、知識、さらに厚顔さなど)が効きます。
この点でノーマルに勝るものはなく、次が変更可能チケットです。
自社便しか使えない(ほとんどの人が使っているのがこれ)チケット
なら、自社便がある以上、それに乗せようとします。それが他社も使える
チケットでしかもノーマルならば、路線変更も可能になるでしょう。
そうすれば選択肢が格段に増えます。さらに、便の欠航などのさいには、
溢れた乗客が殺到し、交渉相手が確保できません。そのような時こそ、
エアラインの上客であるか否かが拘わってきます。専用カウンターです。
結果的に空いている分、有利な条件を得ることができるのです。

最後は、所謂オタクが勝利するです。趣味と言うか日頃の鍛錬が、そのよう
な時に効果を発揮します。鉄道オタクが時刻表を晴耕雨読の友にするように、
路線や就航エアライン、規則などを熟知していると、いざというときに役立
ちます。

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1件のコメント

  • Re: 一般論を述べても仕方ない

    JORGEさん、ありがとうございます。

    具体的な例をあげて回答していただき、大変参考になりました。

    最終的には、交渉能力と知識、それとお金がいくらかかっているかによるということでしょうか。

    貴重な意見ありがとうございました。

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    いろいろあります

    拙い経験では他社便もないところは厳しいですね。
    4日間スタンバイさせられたことも3度ほどありました。

    極端なケースでしたが経験的に一番酷かったのはその日の
    朝から突然に欠航、そのまま倒産してしまいました。

    成田からソウルに行くのに香港(泊)経由に振り返られたことも、
    とかくいろいろあります。
    スケジュールには余裕を持たせるに越したことはありません。