北朝鮮 開城(ケソン)ツアー報告 3月末に北朝鮮 開城(ケソン)ツアーに行ってきましたので、簡単にご報告いたします。参加したツアーは http://www.konest.com/data/spot_hot_report_detail.html?no=1888 にレポートがあります。 朝6時前に集合したときにはバスは1台でしたのでこのまま1台で行くのかな、と思いましたが、南側の都羅山にある検問所前にはたくさんのバスが停まっていて、出境(出国)手続きのあとに乗り換えたツアー専用バスは全部で12台になっていました。韓国内あちこちから集まってきているのでしょう。このうちの1台に日本語および英語のガイドが乗り込んでいます。南の検問所では顔写真の印刷された許可証が渡されます。この許可証がいわば北でのパスポート代わりとなります。荷物のチェックとパスポートのチェック、このときにはパスポートに韓国出国のスタンプとソウル→ケソンというスタンプもあわせて押されました。バスに乗り込み、程なく軍事境界線を越えます。やはりすこし緊張しましたね。道の両側あちこちには北の兵隊の姿が見えます。バスは今度は北の検問所に着き、ここでも荷物のチェックと先ほどの許可証にスタンプが押されます。日本から持っていったソウルのガイドブックが鞄に入っていて、係官がぱらぱらと中をチェックしていましたが、ガイドさんがうまく言ってくれたらしくそのまま無事北に入ることができました。あとはバスでの観光ですのでホームページを参考にしてください。 ここではいくつか気づいた点を補足しておきます。 ・写真は決められたところでのみ撮影可能で、バスの車窓からや見学地以外の風景を取ることは禁止されています。取ろうとするとバスに乗り込んでいるガイド(北のガイド2名、南のガイド1名)に制止されます。また帰りに北の検問所でカメラのチェックがあり、1枚1枚何が写っているのかの確認がおこなわれます。(したがって持込はデジカメのみです。) ・昼食時のアルコールは別途注文可能です。私はビールを注文しました。北のウェイトレスにお酌をしてもらって、500cc1本1ドルでした。 ・バスに乗り込んでいる北のガイドは全員20~40才代の男性で、とてもフレンドリーで、一緒に写真にも納まってくれました。ただし目つきが鋭く、常に周囲に気を配る隙のない物腰から、やはり軍あるいは政府関係者ではないかとの印象を受けました。 ・12台のバスの車列の先頭、最後部、そして中間にも北の自動車が伴走します。行く先々ではところどころ道端で兵士が直立不動で見守っています。ケソン市内では市民が珍しそうに車列を見送っています。中には手を振ってくれる子供もいましたが、大方は不思議そうな視線を送っています。 ・ケソン市内の街並みは、そうですねちょうど日本の40年位前の風景でしょうか。自動車はほとんど走っていなくて、徒歩か自転車です。自転車は比較的新しいもののようでした。日本語ガイドさんの話によるとすべて国から貸与されているものだそうです。前のかごにナンバープレートがついています。 ・東ベルリンの1日ビザでは東の中での行動は自由でしたが、このケソンツアーでは決められたところだけしか行けません。やはり厳しいですね。 書き出すときりがありませんね。 もし他にご質問などありましたらお尋ねください。 では、これで。