とぴずれゴメン!ガイドブック、そして「地球の歩き方」

欧米人旅行者がロンプラに依存している度合いは日本人が歩き方に依存している度合いより高いと感じます。ほんと分厚い本を肌身離さずという感じです。先日、ロンプラ持ったオランダ人カップルを東京案内したんですが、「それってライフラインでしょう?」っとからかうとにっこり笑って頷いてました。

地球の歩き方創刊時よりお世話になりましたがずいぶんと変わりましたね。「迷い方」の汚名をきせられて20年以上、地図の間違いは変わってませんが(笑)地図だけはもっとしっかりして欲しいですね。

創刊当初の片鱗は「ヨーロッパ編」に少し残っているだけ。そういう意味ではこの掲示版などで創刊当初の精神がいかされるといいですね。

昨年のインド旅行でガイドを持っていかなくて地図探しに苦労したので今回、中国編を持って行きましたがほとんど使いませんでした。10年以上ぶりに「タイ編」がたまたま手に入ったので持ってましたが、以外とよく出来てるなと思いました。

地球の歩き方の創世の頃のお話です。アーカイブで前の書き込みをさかのぼるとおもしろいです。よかったら参考に。

【地球の歩き方創世記】

http://www.c-player.com/ac44150/

ただ私は経験のない人はガイドは読むべきだと思います。ツーリズムが世界に浸透した今は旅行者をとりまく環境も変わってしまいました。小田実氏の「何でも見てやろう」の良き時代は遠くへ行ってしまったのです。



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1件のコメント

  • 08/04/03 01:09

    地球の歩き方とロンリープラネット

    たしかにロンリープラネットは、欧米人のバイブルのようになっていますね。異常です。この本は自分ももっている国とかありますが、しかし内容的に一番面白いのは「JAPAN」かもしれません。このガイドブックは、地域の研究もなかなか突っ込んでありますが(執筆者の興味によって細かい地域と大ざっぱな地域と多少ムラがありますが)、「何が欧米人好みなのか」という研究も徹底的にされているような気がします。実際、ロンリープラネットのせいで、その本で絶賛されている東南アジアの格安宿などは、非常にとりづらい現象さえ引き起こしてしまっています・・・。しかも、「地球の歩き方」は日本人だけですが、「ロンリープラネット」はアメリカ版やイギリス版はもちろん、ヨーロッパのいろんな言語に訳されているほか、日本語版まで出ている始末です。

    ロンリープラネットは、地球の歩き方よりもさらに精密で、情報のアップデートも盛んだったりします。だけど、こちらも地球の歩き方が日本人にとってバイブル化していることで起きているのと同じような現象を生み出していますね・・・。ある地域で欧米人のとっている中心部への行き方ルートが、まったくロンリープラネットに書かれている通りだったり(ほかにもっといいルートがあるにもかかわらず)、宿泊や食事の施設への集中度だったり、その影響力には仰天させられることもありました。

    そのうち、「歩き方族」とか「ロンプラ族」とかという皮肉めいた言葉が生まれるかもしれません・・・。

    この掲示板が、昔の地球の歩き方のような、旅行者の生き生きした情報で成り立っていくようになっていけば、とても意義のあることかと思います。

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