アフリカのテトゥアン日帰り

旅の原点は東海道五十三次や伊勢参り、欧州の巡礼ですから、連泊は病気や川止めのときくらいなものです。連泊しないで移動するのは旅そのものです。長旅の場合はまあ、洗濯のために週に1回くらいは連泊もいいでしょうが。

アルハンブラもせいぜい3時間、アルバイシンの散策をいれても半日で済むので、終わったら次の町に移動するほうが自然です。夕方早めに着いてゆっくりすればいいのですから。

連泊しなければと強迫観念にとらわれるほうがおかしいです。昔の旅と違って、気に入った街があれば連泊、3連泊されたらいいと思いますが、どの街でも連泊しなければならない必要は全くないかと。

慣れれば、別に毎日移動しても体力は要りませんよ。体力を消耗するのは、日本との往復と、夜行バスです。列車は完全に横になれるので楽ですが寒いです。

その必要もないですが、セビリヤやグラナダを1泊に、セゴヴィアをカットしてでもロンダからアルヘシラスで出て、白い村とコスタ・デル・ソルの美しい海岸を見て、マラガへ出るルートはアンダルシアの華なので超お勧めします。

アルヘシラスまたはジブラルタルから世界遺産テトゥアン(モロッコ)に行く日帰りフェリーの旅は安全ですからお勧めです。

友人カップルはロンダを朝出て、アルヘシラスからフェリーでアフリカにあるスペイン領セウタに渡り、路線バスでテトゥアンに行き、バックして、泊まりはジブラルタルでした。この2人は旅なれているので、日帰りツアーの方がいいかと。

ジブラルタルと並んでこの旅で一番の思い出になるかも知れません。日帰りでアフリカに行けるのはここだけですから。