不測の事態・・・一例です

ついでにその時の不測の事態をお話して置きましょうか。

アグラでの観光を終えて1泊した翌朝、一行中の若い元気な女の子の二人連れが朝食に現われません。 現地添乗員(日本語の流暢なインド人でした)が右往左往していましたがやがて判った事は 二人とも激しい下痢で、脱水症状をおこしているとのこと。一行中の女性を介してそれがわかり、急きょ医師を呼ぶ事になりました。

出発は一応1時間ほどずらして様子を見ることに。

それらしい?きちんとした医師が来て早速点滴と下痢止めの注射でしばらく安静にすること。 安静の後点滴が終わったらオシッコが出たことを確認の後元気なら出発しても良いが 無理はしないこと、と。

ツアーですから全員でとどまる訳には行かず どうするかという事になったあげく、二人の病人は置いて1時間半遅れでバスは 途中の観光をしながらジャイプールに出発することに。

病人二人は元気になれば現地添乗員の手配したタクシーでジャイプールに追いかける。ダメならもう一泊してデリーに戻ることに。

若い女の子二人だけ残して出発か・・という事になり、しばらくもめた後、おせっかいなおじさん(まだ少し若かったですね)が一緒に残る事になりました。 まあ その時点でかなり元気になっていたので かなりの確率で後を追う事になりそうでしたので。

昼前後にもう一度医師が現われて病状を確認、OKを貰って地元のタクシーに乗って出発です。 

平気な顔をしていても初めての場所ですし インドの田舎道を延々と走りました。 途中 熊芸人などを見かけながら何回かトイレ休憩を入れて一路ジャイプールへ。 途中お定まりの 運転手の怪しげな物語がらみのチップねだりをともかくカワシながらの旅でした。

ようようジャイプールのホテルに着いたのですが本体はまだ観光中でホテルにはいない。ともかく病人(かなり元気になってはいましたが、疲れは隠すべくもなく)を部屋にいれてロビーで 運転手と一行を待っている時間の長かった事。

運転手(支払い?)を現地添乗員に引き継いで、心ばかりのオジサンのチップを渡してこのトラブルは終わりました。

さて このオセッカイなおじさんがいなかったらこの二人はどうなったのでしょう。 いえ ツアーじゃなかったらどうなっていたのでしょう。

ちなみに 後で旅行社からは礼状を貰いましたが二人の急病の原因は 暑さからの疲れと、アグラで泊まった部屋の窓ガラスが破れていたため寝冷えだったらしいと。 ガラスの破れは厚いカーテンに隠れて二人はまったく気がつかなかったとか。

ともかく アグラ/ジャイプールも ジャイプール/デリーもけっこう走りでがある距離なことを申し添えます。

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