レポート

中国国内線チケットをどう取るか・・・雑感その1

公開日 : 2005年09月19日
最終更新 :

 中国国内を旅行する。・・・・「一ヶ月間、中国を回ってきまあーす。」とかいう、お金はないが時間はある人たちは鉄道なりバスなりで国内を移動すればいいのですが、我々サラリーマンは「一週間の期間でどう回ろうか?」となると、ある程度事前に「経路と予定」を決めなければお話になりません。そうなると、そこそこの「お金持ち」であるサラリーマンが中国を移動する場合、国内線のチケットを入手する。というのが必須になってきます。

 私の最初の国内線チケット予約経験は数年前の瀋陽→北京。全く勝手が分からないので、まずはJTBの「セルフ旅行セクション」に聞いたところ、「国内線はスケジュールがいい加減だから、現地で取った方がいいですよ。」という返事。(昨年も試しに別の支店に尋ねてみたら似たような返事。この中国を見下した態度というのは旅行会社にはあるまじき態度・・と思いますがね。面倒だから断るんであればもっと気の利いた言い訳を考えるべき。)次にアクロスに行ってみたところ、問題なく取れますよ。とのことで、何便か挙げてくれて、その場で取ることが出来ました。ただし、定価。別途手数料というのは取られたか覚えていませんが。

 今後もこの調子だと、進歩がありません。次にやってみたのが現地空港のチケッティングカウンターで頼んでみること。上記の旅行は北京→大連→瀋陽→北京というルートでしたが、最初の北京→大連を北京空港で頼むことにしました。分割直後の民航カウンターで、北方、東方、南方などが、それぞれカウンターを持っています。夜遅かったのですが、開いていたのがなぜか南方航空のカウンターのみ。ちょっと方向が違うけど・・・と思いつつ、大連行きのチケットを買いたいと言うと、英語が通じて、係員は探し始めました。さすがに当日の便はないとのことで、一番早いのが、翌日の午後早くの便。しかも北方航空です。JRと同じような仕組みで、どこの会社のチケットでも取れるのか(というより、相手が売るのか・・・)と少し感心。でも、これもやはり定価販売です。

 私も国内線の詳しいマーケットを知っている訳ではないのですが、

1.航空会社自体は割引航空券を売っていない。
2.代理店にまとめて卸していて、代理店がそれをばらして売っている。つまり
 、日本の「国際線格安航空券」みたいな売り方しか存在しない。

ことが分かってきました。となると、中国国内に「懇意にする」旅行会社を持つ必要がありますが、そこまでしょっちゅう中国に行く訳ではないし・・・。ネットで探してみることにしました。

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5件のコメント

  • そこ使いました

    僕はそのサイト使ったことあります。
    e-ticketはちゃんと大丈夫です。
    大きな空港にはe-ticket専用のカウンターがありますので、そこに送られてきた予約確認書みたいなヤツをパスポートと一緒に出せばOKです。
    クレジットカードもちゃんと正しく請求されてきます。

    なお、あなたの認識には誤解がありますね。
    航空会社は割引航空券を売ってますよ。
    あなたがアクセスした予約サイトがまさにそうで、予約クラスごとに提供座席数と価格が決まっていて、どこの旅行会社で買ってもこの金額は同じです。
    ですので、空港の集票処でも安い航空券は買えます。
    実際、僕は空港で3日前に4割引の航空券を買いました。

    スケジュールがいい加減というのは見下しでもなんでもなくホントの話で、一ヶ月前にネットで買った航空券も、行ってみたらその日は勝手に運行がキャンセルされてるなんてことはザラです。
    で、予約はどうなってるかというと、翌日以降の便に勝手に変更されてるわけです。
    日本では考えられないことですが、時間の感覚がとても大陸的なんです。
    だから国内線は72時間前までにリコンファームしないといけないんですよ。これは乗客の乗る意思を確認するというよりも、スケジュールの変更を乗客に伝えるためと思われます。

    こういうのは日本人にはとても許せないことでしょうから、JTBとしては売りたくないんでしょうね。
    「スケジュールが変更されて旅行がメチャクチャになった。どうしてくれるんだ。”誠意”を見せろ」なんてとんでもない(中国の常識では)ことをいう客が続出するのは目に見えてますから。

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    05/09/22 10:49

    Re: そこ使いました

    空港のカウンターでも割引航空券を売ってるとはびっくりです。
    勉強になりました。航空会社でも一緒ということは各社のHPから
    チケットを買っても割引料金があればその値段がでてくるのでしょうか???
    今年のGWに上海からシンセンに行くためにチケットをとったのですが、中国でも労働節で大移動ですよね。なので早めに・・・と思って
    電話したのですが、来月になったらもう少し割引があるよといわれ、
    来月まで待ってチケットがとれなかったらどうしようとヒヤヒヤしながら待ちました。結局取れましたが。
    列車の乗車券も10日前だとか、一週間前だとかそんなことを言われ、(しかも聞く人みんな言うことが違う・・・)感覚が違うな思いました。
    来年のGWにも中国に行く予定で国際線はもうおさえてあるのですが、国内線でいつごろコンタクトをとろうかと迷っています。

  • 05/09/20 09:31

    Re: 中国国内線チケットをどう取るか

    私は先日ctripのサイトを使って上海から深センを往復しました。
    日本から電話しましたが先方は英語も話せ、スムーズに予約をすることができました。
    チケットは空港で受け取ることもできたようですが、先方の事務所に
    取りに行きました。場所が辺鄙なので空港のほうがよかったです。
    値段もまあまあ安いんじゃないかと・・・。(最近楽天が出資してる
    んですよね??)

    http://www.ctrip.com/

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  • 中国国内線チケットをどう取るか・・・雑感その4

     ところで、今回は皇崗国境から深せんに入り、羅湖から華強路あたりまでの深南路をうろうろしたのですが、目に付くのは旅行代理店。しかも多くの旅行代理店は上海までの片道が560元というオファーを出しています。ということは私の買値はまだ高い。・・・・・

     この辺の旅行会社は値段はそれなりにと言えども、当日とか翌日の予約をちゃんと入れられるものか・・・・空港にある旅行会社は1180元とかいう値段を出していて、これならば相当無理な予約でも入れられるか・・・・この辺は全て想像ですけど。次は現地旅行代理店での購入を目標にしたいですが、サラリーマン旅行の場合は、最悪現地で日程を変えるとなると、コストがかかりますしねえ。冷やかしでもいいから、「予約の入り具合」を聞いてみるべきでした。

     ということで、中国国内線チケット購入の「安い値段、確実な予約」の研究はまだ続きそうです。

     ちなみにここに書いたことは「私がやった時は、上手く出来ました。(または上手く出来ませんでした。)」ということで、いかなる保証もするわけではありません。念のため。

     上海航空の9374便は上海に着いて分かったのですが、全日空の便名も付いていました。FAはたまたまかも知れませんが非常に美しい人で、目を見つめながら、「飲み物は何がありますか?」と聞くだけで、緊張してしまいました。英語はもちろん普通に通じますし、どっかの会社と違い「あたたかい食事」が出てきます。

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  • 中国国内線チケットをどう取るか・・・雑感その3

     Eチケットというと日本の国内線であれば、クレジットカードだけ持っていけばチェックインできますし、国際線の場合でもパスポートとクレジットカードだけあれば、問題ありません。前に欧州の格安航空会社、エア・ベルリンを使った時も、チューリッヒの空港でパスポートとクレジットカードだけで押し通しました。そもそも画面のプリントやEメールのコピーなんか持っているのは邪道だ
    。・・・・というのは、私がプリンターを持ってないからなんですが、今回はさすがに予約番号の入っている画面をカット&ペーストでテキストに落とし、その「メモ帳」のコピーを人のプリンターで出力して、持って行くことにしました。

     でも今回は料金は代理店に払っているので、クレジットカードは関係なし。パスポートだけ出して「チェックイン・プリーズ」で果たして通じるものか。

     深せん空港に到着。しばらくして上海航空9374便のチェックインが始まりました。パスポートと例の紙を出すと、係員が困った顔をしています。同僚と話し出しました。結論は「上海航空のチケッティングカウンターに行け。」とのこと。

     やっぱ、だめか・・・・次の対応を少し考えつつ、上海航空のカウンターでパスポートと「例の紙」を出してみました。すると、コンピュータで確認すると、何と「航空券」をドットプリンターで印刷を始めました。五分くらいで完了し、その航空券とパスポートを再びカウンターに持っていくと、すぐにチェックイン、ポーディングパスをくれました。

     最近あまり旅行中に感動することが少なくなったんですが、この時ばかりは、しばらく感動のあまり立ち尽くしました。全く一見の外国人なのに、ちゃんと国内線に格安券で乗れるんだ。しかもネットで予約、決済全て完了。

     日本の旅行代理店で、「英語版のウエブサイトで、国内線の航空券をを割引価格で予約を入れた上で販売し、しかも一見の外国人でも売ってくれます。」というところがあるかどうか・・・・。

     上海航空の航空券の表紙には「電子客票 Electric Ticket」と書いています。それは「黒い白線」の世界ではないか・・・と思いましたが、彼らの言う
    Eチケットは「空港までは手ぶらでよい。」という意味だ。と善意に解釈しましょう。とにかくEチケットでも空港で航空券を取得する必要があるみたいです。

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  • 中国国内線チケットをどう取るか・・・雑感その2

     今回のテーマは「深せん→上海、定価1400元をいかに安く、かつトラブルなしに行けるか?」というものです。

     最初は香港の中国旅行社。深せんなので香港の旅行会社でも・・・というのが動機です。ここはかつて中国ビザでお世話になったことがあり、信頼は出来るし・・・。ところが、ここはネットだけでチケットを買える。という仕組みになっていません。あきらめることにしました。ただ情報として、ここに行けば深せん→上海を深せん航空で600HKD弱で売っているということが分かりました。半値以下だなあ。

     ただ、前回、深せんー上海(この時はアクロスで取りました)を深せん航空で行った事があるのですが、この会社はサービスは最悪・・・飛行機は新しいので安全面は大丈夫そうなんですが・・・・FAもそんなにすてきじゃなかったし。

     さらに色々と探して見たところ、たどりついたのが「游易航空旅行網」という会社。(http://www.yoee.com/)北京の会社らしいんですが聞いたことはないし・・・・ただ、一番気に入ったのは英語版が充実していて、途中まで見る限りでは「英語で予約、決済まで可能。」みたいです。トライしてみることにしました。

     登録する時に若干要領がいるのと、名前の登録時にTakashima/Tairaというような「IATA航空券方式?」で入れたりと少しコツがいりますが、普通の日本のサイトと同じです。

     日にちと区間を入れると、全部で10便くらいが表示され、各便ごとにいくつかの料金が出てきます。

     Eチケットの対応をしている会社とそうでない会社があり・・・先方は外国でも航空券を送ってくれるみたいですが、そんな手間がばかばかしい。当然Eチケットです。上海航空9374便に予約を入れました。890元。ちょっと高いなあ。しかも「外国のクレジットカードだと5%上乗せ」となっています。銀連ネットによる口座引落し。というのもありましたが、私の持つ上海の口座では対応できないらしく、クレジットカード払いにしました。

     クレジットカードの支払い画面が、暗号化されているのは当然のこと、かなりマニアな仕組みになっています。これなら信用できるかも・・・結局、空港税やらなんやら込みで980元ほどの支払い。私はネット用に「どうなってもいいカード(厳密には困りますけど)」を持っていて、支払い上限20万、他には公共料金など何にも結びつけていないので、悪用されればすぐ廃止。というのもので、支払い完了。最悪14,000円の授業料と思いましょう。

     今度の中国往復はUAのマイレッジを使った全日空便。上海航空は全日空とコードシェア便なんかを持っているので、いざという時は全日空がどうとかといえば・・・・無駄でしょうけどね。

     せめて予約が入っているかリコンファームくらいできないものか・・・上海航空の大阪支店に物の試し、電話してみました。
    「国内線に名前が入っているかなんて確認は・・・無理ですよね。」
    「申し訳ないですが、できません。」
    「あのう・・・そもそも論なんですが・・・・上海航空の国内線というのはEチケットを採用しているものなんでしょうか?」
    「ここでは分からないので、確認してから折り返しますけど・・・・」
    「いや、いいです。だったら広州と上海の御社の英語の通じる連絡先を教えてください。」
    「中国人は英語をしゃべれるみたいなので、それぞれの営業所に英語でしゃべってもらって結構です。電話番号は・・・・」

     向こうに着いても、結局電話せず、ぶっつけ本番で深せん空港に行くことにしました。

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