システムの問題 簡単に言えば、複雑なことを想定していない、複雑なシステムを作れない だけだと思います。確かに、その場で徴収すれば良いのですが、それは 人件費に跳ね返ってくるし、さらに複雑な仕組みを十分理解できる人間を 養成しなければなりません。世の中の流れが切り込みになった理由がこれ らでしょう。 極論すれば、全ての個人情報が集中管理され、別々に航空券を手配しても、 乗り継ぎか否かが瞬時に判断されるような世の中になれば可能でしょうが、 誰も望まない(米国流の安全管理の発想ならあり得る)でしょう。今の システムで、航空券を購入するさいに、「乗り継ぎ有無」を入力すること を入れるの可能ですが、それが実在するか本当に有効かを判断する術が ないので夢物語です。また、理論的には返却可能ですが、そのために人を 配置することも全体的には無駄です。コストとして跳ね返ります。 同じようなものが、ネット上での往復割引。単純往復なら安くなるが、 同じ国のオープンジョーはマルチルートのようになるか、片道の総額 としか選べず、値段は数倍に跳ね上がるとか、一筆書きなら別の運賃 計算になるのにそれができないとか。ここに人が介在する余地がある ので、全て機械でする世の中も問題なのだし、雇用を考えても良くない のでしょうね。 でもやはり集中管理にすればほとんどの問題は解決します。機械が絶対 間違わず、システムも作成、管理、維持、運用する側が正義の塊で、倫 理観を持っていればの話しですが。逆に、「ラッダイト運動」でも興し、 全てを人の手に戻しても恐らく解決します。それも人類が生き残る一つ の手段でしょうが。