状況を知れば知るほど

わたしたちが当日のうちに帰国できたのは僥倖だった、という気がします。

ニュースや天気予報は、ミュンヒェンでもローマでも
毎日ホテルのTVでチェックしてたのですが
どことも自国のことしか言いませんからね。
ネルトリンゲン行きを取りやめたのは、
一つにはハノーヴァーのストをテレビで見たせいもありますが
そのときは結局バイエルンでは、交通機関のストはなかったようです。
道ばたでVer.di.のゼッケンをつけているグループは見かけましたが。

ドイツのスト情報は、きっとイタリアでは流れないだろうと思います。

ローマを発つ日、それまでよりもずっと早朝の天気予報を見たら
ヨーロッパ全体の写真が出ていて、妙な雲がかかっているのが見えました。
「なんだか変な天気だね」と言い合ったのですが、
短いイタリア語の説明がよくわからず、気にもとめませんでした。

後で考えたら、あれはオルカン発生の写真だったのかもしれません。