マルセイユ~エクス、SNCF代替バスと県のシャトルバス、メリットとデメリット

エクス-マルセイユ間の鉄道は廃線となったのではなく、2006年12月から2008年12月まで保線工事のため運行休止中で、この期間は代替バスが運行されていることは上のお二方のご案内のとおりです。

代替バスはSNCFとPACA地方圏の運営のもとで運行されており、従来の鉄路に沿って途中駅の駅舎前を経由しながら一般道を走行するため、マルセイユを出立してエクスに至るまでには1時間前後を要します。

一方、リュウナイトーさんが書かれている「現行のエクス・マルセイユ間の定期シャトルバス」は県が母体となって運行しているもので、マルセイユ-エクス間を高速道路で走行し、所要時間は約30分。しかも5分~10分間隔で頻発しているので、一般的にはこちらが便利かもしれません。

ただし、それぞれ乗り場が大きく違います。
「代替バス」の乗り場はマルセイユ・サンシャルル駅の南側、駅舎を出てすぐのところにあります。
(線路引き込み形の駅ですので、列車を降りて前方を向いて左手の方角です。)

これに対し、「シャトルバス」の乗り場は、駅舎北側に隣接するバスターミナルにはありません。現在進行中の駅周辺の再開発工事のため、バス乗り場はサン・シャルル駅から500mほど離れたところにあるPorte d'Aix(メトロ「Jules Guesde駅」)という場所に仮設されています。大きな荷物をお持ちの場合は、ごつごつしている舗道をそこまで歩いていくのに少々難儀するかもしれません。(リュウナイトーさんが旅行をされる頃に乗り場の位置がどうなっているかは分かりませんが。)

つまり今現在、微妙に発着点は違ってもマルセイユ~エクス間を結ぶバスが2系統(県の鈍行バスを入れると3系統)あるということになります。どちらをお選びになるかはリュウナイトーさんの旅行計画によることになると思います。

ちなみに、mamoruさんが書かれているように、マルセイユからエクスを経てガップ方面に抜ける鉄道はたしかに運行されていますが、現在保線工事中のルートではなく迂回ルートをとっているため、エクスに至るまでに1時間半ほどかかってしまいます。

以下に、当該工事について私がキャッチしている情報をお知らせします。

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