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08/03/03 22:52

ミュンヒェン

今回は正味3日しかなく、結局ミュンヒェンで忙殺されて、
当初ちょっと考えたネルトリンゲンには行けませんでした。
まあドイツの小さな、おとぎ話のような町というのも
もう大体どういうものか見当が付いてしまいますしね(笑)。
それにミュンヒェンは適度な大きさで見る物もたくさんあるので
何度行ってもわりあい飽きることがありません。

ホテルは大学近くの Antares を HRS を通じて予約しました。
以前に泊まった中央駅付近のホテルよりは断然いいと思います。
部屋はまあそれなりですが、ダブルじゃなくツインと念を押したためか
トリプルのツイン・ユースになりました。バスタブつきです。
もっともわたしたちはシャワーしか使わないので、豚に真珠ですが。
2つ星のせいかタオル類などはかなりくたびれていましたが、
ちゃんと洗濯してあって毎日替えてくれるので、別に気になりませんでした。
朝食は非常に品数豊富でした。南ドイツは大体どことも朝食が豊かですが
ここではベーコンエッグのような温かい卵料理までありました。
この後のローマの宿と比べると、差は歴然としています。
これでエアコンがあれば、夏にも泊まりたいところです。

この時期にミュンヒェンを訪れたのは初めてなので、知らなかったのですが
焼き栗やシナモンシュガーでコーティングしたナッツを売る屋台があちこちに出ていました。
ためしにミックスナッツを買ってみたら、おいしいけど量が多い。
まあ4~5ユーロもするので、当然かもしれませんが。

昼食はだいたいインビスで取りました。
ミュンヒェンには Vinzenz Murr という肉屋のチェーンがあって
平日の昼間は軽食が安く食べられます。といっても一人5~6ユーロ見当ですが。
一度だけ Viktualienmarkt の屋台でソーセージを食べましたが
これはかえって高くつきました。値段のわりに中身に乏しい食事です。
まあ周辺がにぎやかなので、雰囲気は楽しめるかもしれません。

夕食はレジデンツの Pfälzer Weinstube を2度ほど利用しました。
ここは軽い食事をするにはお勧めです。ただしビールはありません。
名の通りワインの店ですが、大テーブルで気軽に飲み食いできます。

あと一度は、学生酒場の Atzinger で人と待ち合わせて食事しました。
ここも昔の雑然とした雰囲気がだんだんなくなってきて、内装もこぎれいになりました。
この3月にはいったん店を閉めて、その後新たに開店するというのですが
まったく雰囲気が変わってしまうのではないかと、ちょっと心配です。
大学周辺の飲食店も、Bar や Café などという看板のかかった、
いわゆる「こじゃれた」店が増えてきました。
そういえば一時期どこにでもあった Tchibo をほとんど見かけなくなりました。
日本でいえばドトールのような、コーヒーを安く飲ませる店です。
同じコンセプトの Eduscho を吸収合併したと聞いていたのですが。

少し前から建物内は法律で完全禁煙になったせいもあってか
まだ風が冷たいのに、街路にテーブルを並べている店がたくさんありました。
たいていは椅子に毛布を備え付けています。
それを引っ被って、震えながら煙草を吸うのでしょうか。

一度夕暮れに道に迷って、Löwenbräu の前に出てしまいました。
醸造所付属のビヤガーデンらしく、酵母の独特のにおいが漂っていました。
入り口には大きなライオンが後ろ脚で立っていて、時々ジョッキを傾けては
レーヴェンブロイ!とうなり声をあげています。
おそらく中はホーフブロイハウスと似たような雰囲気だろうと思います。
バイエルン風の民族衣装を着て、楽器を抱えた男たちが入って行きました。
これから一仕事というところなのでしょう。

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