08/03/03 17:03

Re: 旅の途中ホーリーにぎりぎり重なるかもしれないのですが

 それほど心配する必要は無いと思います。 インドでは祭りの種類によって、体中を鎖でたたく痛ましい祭りや、わざと体に負荷や傷を付けて荒行する祭りもありますが、新年のホーリーは人々を威嚇したり、暴力的にならないです。 本来、ヒンドゥ教徒は野蛮な行動を好みませんし、一部の激しい祭りは宗教に帰依する考えから発生しているもので、突き詰めるとイスラム教のジハード(聖戦)に似ているのかも知れません。

 昨年の場合3月4日がヒンドゥ教の元旦、ヴァラナシの友人宅に滞在しながらホーリーに参加しましたが、大晦日にあたる元旦の前日、男性は家族の女性達に体中のあかを落としてもらい、ピーナッツを砕いたような液体オイルを全身に塗り、野外では使い古した生活用品に花を供えて火を焚き、それは街中が明るくなるように炎が上がります。 強いて言えば、元旦の午前中だけ顔や上半身に塗料をかけられないよう注意して下さい。 簡単な絵の具ならすぐ落とせますが、子供達の中には本物のシルバーやレッド色のペンキをぶっかけくる輩もいます。 タイのソンクラーンは水かけ祭りなので乾けばOKですが、インドの場合は服は洗濯しても着られませんし、肌に付いたペンキはガソリンやシンナーじゃないと落ちません、そのため肌が弱い人は要注意でしょう。

 しかし昼を過ぎると遅い食事が始まり、落ち着きを取り戻します。 その後は家族で親族宅に新年の挨拶回りをします。
 あれこれ書き込みましたが、これはヴァラナシのごく平均的な中層階級の家庭に滞在した体験、しかも自分が見た範囲のものですから、インド全域ではどうなのか、ヒンドゥ教でもビシュヌ派とシバ派ではホーリーの行動が異なるかもしれません。
 しかし是非、ネパールには向かわずにインドでホーリーを体験して欲しいです、捨てても良い上着を着て、使い捨ての帽子もあった方が良いです!

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