MUSTs

皆さんの回答で市内の美術館はあらかた網羅されていますので、蛇足になりますが。。。

ごく最近再オープンしたセルヌスキ美術館も面白そうですよ。

再開後フランスのメディアでしょっちゅう紹介されています。まあ、西洋人のアジア趣味が嵩じたものなので、われわれアジア人がわざわざパリで観るか?という気もしなくはありませんが、ギメと同様、日本に住んでいても、普段なかなかお目にかかれるものではなさそうです。
場所はモンソー公園の東出口のところ。ニシム・ド・カモンドと裏で接しています。カルナヴァレやブールデル同様、入場無料。

あとは、カルト・ミュゼで行けますので購入されるようであれば、Musee Arts et Metiersも時間があったら訪れてみては如何でしょうか。

この板でも話題になりましたが、自由の女神の原型がある博物館です。その建立過程の模型(写真に収めると本当の工事現場のようです)や、フーコーの振り子などなど、フランスや世界の科学・工業技術の進歩がわかりやすく展示されています。

最後に、本題。
何のためにフランスを訪れるか?という目的が違っても、絶対王政の成立から崩壊までの見届け、その後の歴史の舞台に度々登場する

ヴェルサイユ

は避けて通れないでしょう。

現在フランスの最大の出発点の一つです。美食にしても、ファッションにしても。

何をおいてもMUSTだと思います。

ガイド付きツアーで見学することが出来る木造のオペラ座で、説明を聞きながら、その時代を想起するのは無上の楽しみです。見学の最初にあるシャペルから始まる絢爛豪華な居室群とは一線を画す空間です。ここで、ルイ16世の婚礼披露が行われたと思うと、何故に血を見ないで王政を終了させられなかったものかと感慨深いものがあります。

一方で、歴史の表舞台では影が薄くなる敗者・正史から外れた者たちの舞台も、興味をそそるものがあります。その意味で、シャンティイやヴォー・ル・ヴィコントも面白い。前者は比較的アクセスがいいです。後者も10月2日まではムランからシャトルバスが運行していますので、パリからのバスツアーに頼らなくとも自力で訪れることも可能です。
来週ではありませんが、10月1日、2日にイル・ド・フランス地方の農産物・食品を中心とした物産展をやっています。

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