オーストラリアの冬の紫外線量

電子スピン共鳴さん、お名前から想像するとこの辺りの知識は豊富とお見受けしますが、御意見戴けないでしょうか、、、、

私は、kayococco さんの、オーストラリアも1年を通じて紫外線量が多い、というお話がなんとなく納得できないので、ちょっとデータを探してみました。

以下の気象庁のページの「オゾン層・紫外線の観測データ、オゾンホール関連データ」のリンクから、 札幌、つくば、鹿児島、那覇、南極昭和基地の「日積算UV-B量の月平均値・年平均値」が見られます。

これを見ると、南極の7月の UV-B 量は、札幌の冬の UV-B 量に比べても少なく、とても紫外線量が多いとは言えない状態かと思いますが、如何でしょうか?

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2件のコメント

  • Re: オーストラリアの冬の紫外線量

    畑違いなので専門家としてのコメントはできませんが、素人のコメントをつけておきます。

    オーストラリアの紫外線を議論するならば、南極ではなくてオーストラリアのデータを参照したほうが良いと思います。例えば↓
    http://www.arpansa.gov.au/uvindex/monthly/sydmonthlysumm.htm

    これによるとUVindexは、例えば昨年のシドニーの場合、7月は3前後、12-1月は10-12ぐらいです。札幌は、気象庁のデータより6-7月で5-7程度、12-1月で1前後なので、「シドニーは札幌より通年で紫外線が強い」と言えるのではないでしょうか。つくばは、夏は6-8程度、冬が2前後なので、つくばも札幌と同じ結論。また沖縄はシドニーとほぼ同等だが夏はシドニーがやや強い感じで、ダーウィンやタウンズヴィル等、オーストラリアの北部ではさらに強くなることが判ります。

    在豪の方の紫外線に関するコメント↓
    http://www.magosido.com/tips/4/uvray.htm

    ところで、私のハンドルネームから「放射線の専門家」と鋭いあたり(当たらずとも遠からず)をつけるところから推察すると、ボーやさんは理系の方ですね。以前にも応物か化学系と思われる複数の常連さんからHNに突っ込まれたことがあります。ここの常連さんは、案外理系が多いと感じます。

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    Re^2: オーストラリアの冬の紫外線量

    電子スピン共鳴さん、期待に違わぬお返事、有難うございます。

    ちょっとまとめてみます、修正すべき点がありましたら、宜しくお願い致します。

    緯度を調べて見ると、Melbourne (38度)、Syney (33.5度)、Cairns (16.5度)、つくば (36度)、鹿児島 (32度)、那覇 (26度) となるので、メルボルンとつくば、シドニーと鹿児島辺りが同程度の条件と考えられます。

    両方が冬の1ヶ月間の平均的な、1日の内の最大になった UV-index を比較すると、メルボルン(7月)が2.0程度、つくば(1月)は2.0程度、シドニー(7月)が2.5程度(前半は2で後半3になるので、月平均としては2.5)、鹿児島(1月)は2.3程度となり、両国の同程度の緯度の街では、冬の紫外線から受けるダメージは、ほぼ同等と考えられます。

    つまり、健康な人が、シドニーやメルボルンに冬(7月)に旅行に行く時の紫外線によるダメージは、日本の九州から関東程度を1月に旅行する場合のダメージと同じ位となる訳です。

    夏の場合は、オゾンホールの影響か、オーストラリアの方が厳しい様ですが、、、

    又、この数字を、環境省の「紫外線保健指導マニュアル-2006年版-」により読み替えると、「弱い(安心して戸外で過ごせます)」レベルになります。

    一方、ハワイ(2007年7月)の数字は、最大で13、平均で12でした。

    http://www.cpc.ncep.noaa.gov/products/stratosphere/uv_index/uv_meanmax.shtml

    この数字を、前記「マニュアル」により読み替えると、11+に分類され、「極端に強い(日中の外出は出来るだけ控えよう。必ず、長袖シャツ、陽灼け止めクリーム、帽子を利用しよう)」レベルになります。

    ハワイは、年の内最もダメージが少ない時期(12月)でも、最大で6、平均で5ですから、マニュアルでは、「中程度~強い(日中はできるだけ日陰を利用しよう。できるだけ、長袖シャツ、陽灼け止めクリーム、帽子を利用しよう)」に分類され、充分に注意する必要がある事が判ります。

    ***

    最後に、一つ質問があるのですが、紫外線は水中では(どの位)減衰するのでしょうか?
    つまり、海面を泳ぐ場合は、モロに日光を浴びますが、ダイビング等で、水中にいる時間が長い時にはどう紫外線の効果(影響)を評価すれば良いのか?という問題です。

    ***

    (おまけ)私は、電気、、というよりは計算機応用の技術屋です。
    ここ何年か、年に1度はハワイに行くのが習慣になりましたが、海に入る時も Tシャツは脱ぎません。
    去年の7月、ドイツの街のフリーマーケットをハシゴした時、油断して頭と鼻が焼けてしまい、往生しました。夏のヨーロッパも外出時間が長い時は、陽灼け止めクリームは必須です。

  • URL 貼り忘れていました、ごめん!

    http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/ozonehp/diag_o3uv.html

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