そんなに心配いりません

外務省のホームページ、これですね。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=10
そもそもお役所は(悪意をもったみかたをすれば)
万一、海外で同胞が事件や事故に巻きこまれた際にも
いわば責任逃れできるよう、勧告を出すものです。

インド経由やネパールのみで過去4回訪れています。
最新は二年前の1月初めでしたから、今よりもっと緊迫した政情でした。
けれど、カトマンドゥの町は自動小銃をかまえた兵隊の姿がそこかしこに見られるくらいで
とりわけ身の危険を感じることはありませんでした。

実際にテロ事件やストライキ(バンダ)の騒ぎに巻きこまれる心配よりも
陸路にてポカラに行く際に検問があって時間がとてもかかると言われていました。
ですからカトマンドゥ → ポカラは飛行機を利用しました。
今でもマオイストの活動は東西の田舎で活発なようですから、そうした地を訪れなければ影響は
さほど心配いりません。

それでも旅行中にストライキに遭ったらどうするか。
インドみたいに町のすべての店がシャッターを降ろして身動きとれなくなるようなことはありません。
ホテルのレストランなら食事できますし
交通手段、タクシー、バス、テンプーなどの各組合は
時間差ストをしますから、タクシーは駄目でもテンプーは利用できるとかで不自由しません。
それに
中級ホテル以上なら、空港送迎とか観光用にワゴン車を持っているものです。
そうしたホテルの車は、優先して通行を許可してくれます。

したがって、最悪ストの最中でも市内観光は支障なくできます。

数年前に較べて、ポカラはずいぶんホテルやレストランが増えました。
カトマンドゥ市内はそんなに変わっていませんね。
それから、空港には悪質な客引きがいると「歩き方」に書いてありますから
やはりホテルは予約していったほうがいいです。
予約をすれば当然のように空港に迎えの車が来ていますから、客引きにボラレル心配はありません。

昔はもっと素朴で、空港で客引きなんていませんでした。
ネパールもやはり観光の波に押されて、すれっからしの外人相手の
商売人が増えたみたいで、ちょっと残念です。