Re: 豪華客船は日本人向きではないと必ずしもいえないのではないかと ぼうふらおじいさん 殿 はじめまして。 貴兄をはじめ、ご投稿のご常連の皆さまに意見を申し上げるほどの立場ではないのでありますが、個人的にクルーズ好きの一人であることから、貴方様と同じく、 >まあ、そうむきになることもありませんが、 >つい、反応してしまいました。 旅人1殿のご意見には私も全面的に賛成でありまして、旅人1殿がお挙げになっているクルーズ先進国・米国のクルーズ人口1,100万人など細かな数字なども、出典をつまびらかにできるほど正しい数字であると承知していることを、まず申し述べさせていただきます。 >バハマ海域の擬似カリブ海クルーズ の船舶についてお話になっていますが、少しご認識にお間違いがあるのではないしょうか。向こうでは「擬似カリブ海クルーズ」を巡る船舶も、貴殿のお言葉をお借りすれば「擬似」ではない、ホンモノの東、あるいは西、はたまた南の各カリブ海海域を巡る客船も、違いはありません。そしてまた、そのどの船も、ご指摘どおり、向こうよりもはるかに荒いことは間違いのない、我らが日本近海でも、十分に通用する船であります。 その証拠に、擬似カリブを運行した航歴のある船舶は既に日本近海で就航しておりますし、今後も、どしどし投入される予定であることは、貴殿もご承知のとおり、と存じます。 クルーズは、点から点への移動を目的とした、かつてのオーシャンライナーとは根本的に違うこともご承知のとおりです。また、カリブではご指摘どおり避寒目的、日光浴目的のクルーズ大国米国人たちが乗客に多いのは確かですが、別の海域、たとえば地中海では、米国人・一般庶民たちは、船によって違いは多少あるものの、同じように乗客の6、7割を占めながら、観光と食事に重点を置いて、ショアエクスカーションと船内アクティビティを満喫している風情であります。少なくとも、日光浴に血道を挙げる姿はカリブに比べてがっくり減少します。 つまり、クルーズの楽しみ方の根元は、かの米国人たちも実はしっかりわきまえていて、貴殿にはカリブ海での姿のみしか映らないようで、それをもって演繹なさっておられますが、かのクルーズ先進国の人々にとってクルーズとは、単に「海水浴」「日光浴」の手段ではない、ということでありましょう。 次いで、何をもって、どんな基準で、「豪華客船」と「庶民的な、つまりわれわれクラス用のクルーズ」とを区分けされるのか、いささか気になります。 が、それはともかく、 >豪華客船でのクルーズについては、それなりに日本での需要は定着しつつある (と言っても、たかだか、年間10数万人利用しかありませんので、私程度の浅はかな尺度では、定着しつつあるなどとはとうてい思えないのでありますが)、 とご認識されるのならば、旅人1殿のご指摘になる、大衆クルーズ時代の到来をご希求されるお気持ちをも、ご理解いただけるのではありませんか? 最後に言わずもがなの繰言を。 こちらは、エアチケットを除く船の乗船料金だけならば、最低で700ドルからのお安いキャビンもキチンと用意されていた、、、 (といってもこちらは、せっかく極東の島国くんだりから足を運ぶ、同じ庶民派日本人の一人なのだから、もう少し高目のキャビン・カテゴリーを用意していただきましたが)、 庶民的な7泊8日のカリブ海クルーズから本日、帰ったばかりです。 そして、貴殿のお話についつい、時差ぼけの影響も残っていて、 そうむきになることもないのでありますが、反応してしまったのでした。
渡航暦 渡航があるのに渡航暦を消すのは良くないです。 書きたくなければ空欄の方が良いです。 なぜかと言えば自己紹介を正確に書いている私としては、自己紹介がいい加減と受け取られる恐れが多少あります。 空欄でしたら可能性がありますが、渡航無しは嘘です。
ご指摘、いたみいります EAVO さま、ご指摘、まことにありがとうございました。おっしゃられるとおりの胸の傷みを若干、感じておりました。空欄への戻し方がわからず、あのような形にしておりましたが、ご指摘を契機に、再度元へ戻させていただきました。 いつも大変、感じ入ってご意見を承っております。 私も、貴方様ほどの長い期間ではありませんが、まだクルーズ時代到来以前にバリ島からシンガポールまで、あるいはサウザンプトンからピレウスまでなど、3度ばかり客船の旅を経験しております。 しかし、それはあくまで船旅であって、クルーズとはまったく異質の、旅の一形態に過ぎないと思っております。 クルーズとは、それだけで完結した一つの文化ではないでしょうか。アメリカ生まれの。極端には移動さえも不要とさえ言える(少々極論ですが)、船旅とはまったく異質のものであると感じております。 この掲示板でクルーズの話題になると貴方様の船旅談議が拝聴できるわけですが、クルーズは、貴方様のご体験と少々異なる空間体験のことであるのではないでしょうか。もちろん、貴方様の貴重なご体験をお伺いするのは私の楽しみであり、その意味と意義の大きさは微塵とも変わるものではないわけではありますが。 クルーズの語源と歴史をお調べになればおわかりになることかと思います。繰り返しますが、ご体験とはまったく違い、旅の範疇にさえ入らないかもしれない、一種のエンターテイメントであると感じております。