Re: 手術後の海外旅行

こんにんちは

母の経験ですが60代で胃の全摘出と秘蔵切除の開腹手術を11年前にしました。
秘蔵が無いのとあるのと、胃部が少しでもあるのとはかなり違うと思いますが参考までに。

手術前に美味しいものを好きなものを沢山食べてもらっていれば良かったと未だに思っています。

数年間は本当に食べてもらう事ことが苦しい状態でした。

少しでも食べ過ぎると「のた打ち回る」状態で。

小さく刻んでも噛み砕い砕いて砕いてもきのこやこんにゃくなどは消化されない常態でした。
わかめやもやしもです。
貝類などはもってのほか。
気を抜いてサンドイッチの中の生野菜を抜かずに食べるとトイレへ直行。
揚げ物は油が消化出来ず吐いたそうです。
オリーブオイルにしたからか年数が経ったからか最近はてんぷらも食べる様になりましたが。

うどんや蕎麦も消化に良さそうですが腸でいなすのが未だに大変とのことです。

鉄分を作る秘蔵が無いので気を許すと貧血状態です。
月に一度は注射での治療を続けています。

胃が残っていればある程度伸びて食事も増やせるそうなのですがない場合は腸が胃の代わりなのでなかなか部分摘出の人の生活までは追いつかないようです。


で、そんな母ですが術後4年目か5年目にドイツへ旅行に出かけました。
サークルの方々と個人的なツアーをくんでです。
もちろん医師に相談した上でです。

困ったのがトイレと食事とのこと。

食べたら急降下の腸を抱えていたのでトイレの場所の確認が一番重要だったそうですよ。


煮物はまだ良いけれど揚げ物は中身をほじくって食し、名物のベーコンは横目で見ただけで、油脂系のモノはよけて食べたりしたとの事。

ドイツではパンとチーズが美味しかったこととズッペや林檎に救われたと言っています。
ビールもワインもその時は舐めただけで飲むのはお預けだったそうです。
(現在はワインならグラスに半分ぐらい飲めるみたいです。ビールは一口。炭酸がダメなようですね)

あと、一度の食事の量が僅かで日に何度も口に入れないと血糖値が下がる為、夜中に起きて飴を舐めたり、バランス栄養食○○メイトやビスコなどを枕元においてしのいでいたようです。
昼間も頻繁に食べていたとの事。
トイレにもよくこもったようですし。

母の同行者の皆さんはお誘いを断った時に「いずれはわが身かもよ~」と言って下さったようですがその後、数年は海外へのお誘いないようでした。
国内の2泊くらいまでなら頻繁にあったようですが。

やはり気遣いさせてしまったのでしょうね(笑)。

ご夫婦だと、ツアーで行ったとしても自由行動が多いタイプなら二人で行動しやすいのでいくらかは気楽に楽しむことが出来るかもしれませんね。

良いたびとなることを願っています。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント