参考までに 手術後のことを少々・・・ 胃を切除すると、数日間点滴生活です。手術跡が閉じたのを確認すると水を飲むことを許されます。 その後、食事をとる訓練が始まりますが、最初はスープみたいなドロドロ食です。 次第に固形物やおじやが出ますが、なかなか食べられません。 胃がなくなったので、腸に消化されてないものが突然やってくるので対応できないのです。 それで、流動食をゆっくり何十分もかけて食べる訓練を始めます。 なんとか食べられるようになると退院です。3週間とはこの期間です。他に合併症が発生すると長引きます。タバコを吸う人は長引きそうです。 退院してもしばらくは流動食ですし、1回の食事で満足に1食分は食べられないので、食事の回数を増やしたり間食を取るような生活になります。 腸は次第に胃のなくなった分をカバーできるようになるのですが、健常者のように1回で1食分食べられるようになるまでには、半年くらいかかります。 退院後の食事については病院から指導がありますし、書店にへ行けば「胃を切った人の食事」(主婦の友社)などのガイドブックもあります。参考にされるとよいでしょう。 トピ主は社会人の方のようなので、状況はわかると思いますが、通常、このような大手術を受けると就業制限がかかります。残業の禁止、重労働の禁止、出張の禁止、、、などです。産業医によって禁止命令がでるのです。食事の問題があり、重労働をすると貧血、めまいを生じます。 制限は回復状況に応じて徐々に解除されますが、この期間は回復のために非常に大切な期間なのです。回復の良し悪しが生存率に影響します。 退院後の経過は自己責任です。医師は検査をしたりやアドバイスはくれますが、生活の世話はしてくれません。 転移してなければ、医師の指示を守ってまじめにリハビリすればもとの生活に戻れます。(テレビで見ましたが、ダイエットのために胃を切る人もいるくらいですから) 1年もたてば十分回復するので、来年なら旅行は問題ありません。 しかし、リハビリ期間に好き勝手な生活をすれば体調を崩して危ない状態になるでしょう。 楽しいことを考えたほうがリハビリの励みにもなります。いろいろプランを練って楽しみましょう。