がんになってからの旅行(あくまでも私の経験) 治療中、治療完了後、現在(再発治療中)の私はこんな感じ。 ■10年前の化学療法期間中 10年前の化学療法は2週連続投与、2週連続お休みで1クールでしたが、 投与の2週間は激しい副作用(特に吐き気とだるさ、発熱)でほとんど家におり、 休薬中の2週間はうそのように元気いっぱい!仕事も遊びもその間にガンガンという状況でした。 ただ、白血球がかなり減少したこと、他の患者さんに比べ吐き気が激しく食事があまりとれなかったこと 入院・通院・副作用による体調不良で有給休暇を使い果たしたことなどの理由で化学療法終了までは海外に行きませんでした。 休薬の2週間は食欲旺盛で食のありがたさをかみしめながらたくさん食べていたのですが、 口内炎がたくさんできたり(チョコレートが一番しみる!)、食事の好みがかわったり、 投与期間に食べて吐いてしまったものはトラウマで食べられなくなったりしたので (大々々好きなにんにく+オリーブオイル+トマトの組み合わせはずっと食べられなかった。。。) 行っても楽しくないかもと思ったのも大きな理由です。 ■10年前の化学療法終了後から化学療法再開までの間 手術が右側だったし、もともと非力なので、先にも書いた「術側の腕で重いものをもたない」が最初は大変でした。 親切な友人が「私がやってあげる!」と言って筋肉痛になって以後、がんばって左腕で30Kgのスーツケースを持ち上げ、 ヨーロッパの列車や駅の階段もがんが(ヨロヨロ?)昇ってます(笑) もっとも根が怠惰なもので、(これは病気の前からですが)多少費用はかかっても「日程ゆったり」「ホテルや食事はけちらない」 「疲れたらムリせず他人と別行動も」「タクシーもよく利用」という旅のスタイルにしています。 ■現在(再発・転移の治療中) 夏に発覚し化学療法に入ったのですが、前回の経験から秋に計画していたアメリカ旅行はすぐ中止を決定。 今の薬はだるさや発熱、しびれなどは少しあるものの、白血球はほとんど減らず、吐き気もなく食欲旺盛。 治療の効果が出てきていることもあり、これは旅行OKかも?と主治医におそるおそる相談したら、 あっさりと「どんどん旅行に行っていいよ」と言われ12月に台湾に行ってきました。 もう当分海外はムリか。。。。とあきらめていたので、とてもとても幸せでした! ただ ・有給休暇がないのは前回と同じ。 ・年をとったせいか投薬の回を重ねる度に体力の衰えを感じる。 ・仕事になるべく影響しないよう土日に最も副作用が出るような投薬スケジュールにしている。 今回は3週連続投与、1週休薬なのでほとんどの土日は体調が悪い。 ・背骨にも転移しているので術側だけでなく反対側でも重たいものを持てない。 という状況なので、当分は2泊か3泊で行ける近場にたまに行く程度にして、30Kgスーツケースのヨーロッパ旅行は やっぱりしばらくお預けですねぇ(泣)