爆弾ツアー

深夜に宿に入り、早朝からたたき起こされて、時にはバスの中で
朝食というやつのようです。最大の問題はホテルが、中心地から
徒歩もしくは公共交通機関で簡単に行ける場所にあるか否か。

もし、タクシーでしか行けないような場所ならば、少なくとも
夕食の帰りにタクシーが必要です。常に4人で行動するのであれば
折半で安くはなりますが。でも食事の好みのあるし、4人いつも
同じという訳にも行かないのでは?とくに、夕食の終わるのが、
22時とかになるイタリアでは大変です。戻って、入浴し、洗濯も
したら、乾かず内に翌朝、日が昇る前にたたき起こされる。悪夢
のような・・・・。

食事代はイタリア>>ドイツです。ただし、ドイツの料理が安い
のは、食材と調理に対する手間暇がほとんど反映しています。
イタリアの田舎で地元民で賑わっているような店ならば、一人
10ユーロ台(あくまで台で、20ユーロに近い)で可能。ワイン
(イタリアではピザ以外はワインが基本、勿論飲まなくても良い)
はvino della casa、所謂ハウスワイン。それでも一本10ユーロ
前後はする。グラス売りは却って高く付く。銘柄になると、田舎
ならいざ知らず、都会では20ユーロはします。安い店で、アンチ
パスト5-10、プリモ10を切れば良い方。セコンド10-20、ドルチェ
またはエスプレッソ(飲んでも良いがカプチーノは頼まないほう
が宜しいかと)で3-10ユーロ程度。ああ、水がありました。
これにコペルトcopertoというパン代+テーブル料が追加され
ます。昼はアンチパスト+プリモ、夕食はプリモ+セコンドに
ドルチェで1日50ユーロは必要かと。田舎なら40を切ることは可能
ですが、ローマ、フィレンツエ、ミラノ、ヴェチアでは不可能。
特に最後の都市は、プリモでも20になることも珍しくない。
上記都市で真っ当な食事にありつこうとすれば、一人50ユーロは
覚悟するほうが良いでしょう。食材は全て冷凍物か、今をときめく
某大国産の食材(地理的な問題もあり服飾品ほどひどくはない)
で埋めている店を探せば、なんとか切り詰めることは可能ですが、
あんなものでイタリア料理を語ったら、イタリア人には申し訳
ないという気がします。上記大都市でも、美味しいものにたどり
着くには出費が必要。日本では信じられないくらいに。まあ、今
騒がれている輸入食品を全面的に止めて、全て国産、従業員も正規
雇用にすれば、イタリアと肩を並べることは間違いない。

一方、ドイツは基本的にワンプレート。それに、選択の余地があまり
ない。こう書くと、ドイツ好きのかたには怒られますが、一生懸命
選んでも外れが結構ある(ただしバイエルン地方は美味しい)。
一品10ユーロ程度でも、イモでお腹はいっぱいになります。あとは
数ユーロのビールを飲むか、グラスワイン。

カードを使うのは問題ないのですが、管理だけはしっかりと。使った
分、「これ何処で切ったっけ?」になります。食事を全て現金にする
とイタリアの1日を5000円が限界。昼を抜いて(夕食が遅いので、これ
はかなりきついですよ。昼の誘惑に負ける)3000円が限界ですが、
ミラノ、ヴェチアが控えているので。1日10000円を見ておけば、満足
できるイタリア料理に出会えます。