08/02/02 07:46

まあ、大丈夫でしょう

脳天気なかたには、「凄く危険」と書いて、羮に懲りて膾を吹く
ようなかたには、「心配しすぎ」と書けば、大抵中和されます。

昼間ならば、悪の巣窟と言われた(これも大げさ)スパッカナポリ
でも大丈夫。ただし、丸腰(貴重品を身につけないということ)で。

ローマの朝ならば、場所にも依りますが、出勤途中の老若男女が
颯爽と歩いています。日本同様に経済も怪しいし、政治もとうの昔
から二流となっている(日本よりも断然面白いですが)国であるが、
それでも先進国。ほとんどの人は普通の生活をしています。ナポリ人
ですら、「ギター抱えて、歌だけ歌っている」訳ではありません。

危険ではないというのは、そこに住んでいる人が取るような行動を
していれば、というのが大前提。何が危険でなにがそうでないかは、
ある程度現地で経験しないと簡単には理解できません。住民には
それが良くわかるので、危険なことはしません。海外初めて>
欧州初めて>イタリア初めての>ナポリ初めての順で、この点が
理解しにくいと思います。

ローマは観光客だらけです。そこに紛れてしまえば、危険度は希釈
されます。これが、夜のテルミニ周辺でも比較的安全の理由。トレビ
の泉も夜中でも観光客だらけ。当然、逆の立場の人にとっては稼ぎ時
なので、何人かは被害に遭うでしょう。一方、ナポリの場合は、気を
抜くと地元民もやられます。危険地帯が何カ所かあり、そこに入り込
むと一気にひとけがなくなり、真っ暗。

サンタルチアなどは日が暮れるまで安全です。観光客も家族連れも
恋人通しも訪れます。その近くの王宮や商店街も安全。夜でも子ども
連れが歩いています。

ただし、ナポリやシチリアには、古来から犯罪組織というか裏社会
と言うか、日本にもあるような組織の存在を無視できません。一般
旅行客がその姿に触れることはあまりないのですが、一応頭に入れて
いうたほうが良いのです。この問題は、イタリアの南北問題同様、
複雑なのです。

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