初めてインドを旅する人のために、私のささやかな経験の中から、アドバイスしたいと思う。
☆インド旅行の要諦は”人を信用しないこと”。
これに尽きる。
「今日は、そこはお休みだよ」
「今日は、お祭りだから、閉まっているよ」
「おつりがない」
「プリペイドは、タクシーしかないよ」
「この町では、どこでも、この値段だよ」etc.
ぜんぶ ウソ である。
自分で確かめよう。
☆インドは、人によって、向き不向きがあると思う。
インドに向いていない人
1、きれい好きな人
きれい好きな人は、インドには向いていないと思う。
電車のつり革を、抗菌ティッシュで拭いてからでないと、さわれないような人は、インドに行かない方がいいと思う。
免疫不足で病気になると思う。
2、グルメな人
舌が肥えていて、おいしいものしか受けつけない人も、行かない方がいいと思う。
3、人と言い争うのがいやな人
人と言い争うのがいやで、すぐ人の言いなりになる人も、インドには行かない方がいいと思う。
そんな人は、インド人にとって、格好のカモである。
本人がカモられるだけならいいが、「日本人はカモだ」という悪評をさらに高め、さらに犠牲者を増やすことになるので、行かない方がいいと思う。
こうしてみてみると、育ちのいい人は、インドには向いていないようである。
☆「インド通」のフリをしよう。
悪いインド人をよせつけないためには、インド初心者だと思われないようにするといいと思う。
1、「インドは何回目?」「いつインドへ来た?」
インド人は聞いてくる。
そんなとき、ウソでいいから、
「インドは3回目」
「前、来たとき、インド中回ったよ」
「もう、インドを3か月旅行してるよ」
インド慣れしていることを強調するといいと思う。
2、悪いインド人から身を守る自衛策をひとつ紹介しよう。
小道具は、ヒンドゥー語の新聞である。
駅の売店や道端で売っている。
一部2~3ルピーである。
●インド人の見ている前で、さりげなく、ヒンドゥー語の新聞ををひろげ、読むフリをする。
●ヒンドゥー語の新聞をこわきにかかえて歩く。
●リュックのサイドポケットに、外から見えるように、ヒンドゥー語の新聞を入れておく。
こういう外国人を見ると、インド人は、
「ヒンドゥー語が読めるのか?」
「インドをよく知っているのか?」
と思い、たかりにこなくなる。
3、うるさいインド人を追い払うセリフを紹介しよう。
みやげ物屋に連れて行こうと、うるさくつきまとうインド人を、一撃で追い払うセリフを紹介しよう。
「他の外国人を探したほうがいいよ。私は、インドを、6か月以上旅行しているんだよ」
このセリフで、たいていのインド人は、離れていく。
☆インド人には3種類ある。
外国人に話しかけてくるインド人は、大きく3つに分けられると思う。
1、悪徳旅行会社に連れて行こうとするインド人
デリーに多いようである。
2、みやげ物屋に連れて行こうとするインド人
3、ホテル、ゲストハウスに連れて行こうとするインド人
1,2,3 いずれも、目的は、「外国人を連れてきたらあげる」と約束されている手数料である。
1~3のインド人は、悪質なインド人ではなく、フツーのインド人である。
1~3のインド人以外のインド人に会ったときは、注意したほうがいい。
インドには、「ヒマだから、タダで、人に親切にしよう」なんて人種は存在しないのだから。
(その2)に続く。