08/01/30 08:08

私は逆からです

私の場合はスペイン語からイタリア語です。ですので、今でも両者が
混ざって出てきて、会話中相手が、「???」。
「ごめん、それはイタリア語(逆とか)だった」です。観光客を
相手にする商売の人(店員、ホテル、レストラン)ならば大抵通じる
というか、しばらくして理解します。さらに、ポルトガル語が入る
と厄介。十の位の数え方や、動詞の変化の方式など、三者で微妙に
違います。

恐らくネイティブ同士ならば、ゆっくり会話すれば理解可能でしょう。
これは、以前、某新聞社の南米特派員でスペイン語が流暢な人が、
旧ユーゴ戦争の時に、逃げてきたクロアチア人(だったかな?)と
イタリア語(クロアチア人)とスペイン語で会話したということか
らも、わかります。15年やっていて、イタリア語で夢が見られる程度
になっていれば、可能かも知れません。

しかし、イタリア語ができれば、一ヶ月でスペイン語はマスターでき
ます。これは、リスボンで食事を一緒にしたフランス語圏カナダ人旅
行者が言っていました。来る前に少し勉強すれば、会話には困らない。
我々、日本人には想像できませんが(類似言語がない)、類似言語と
混ざり合ってしまう私にもなかなか理解できません。でも、良く考え
ると、ラテン系の言語(特にフランス人)に多いのですが、英語の講
演でも時々フランス語が出てきます。発音はほとんどフランス語で、
一応英語らしいものを喋っているようですが、ネイティブはちきんと
理解している(本当かな?と疑ったりはしますが)ようです。

たまにフランス語と似ているところがある程度で、イタリア語とスペ
イン語は相当似ていると思います。教育のほうでもスペイン語のほう
が進んでいるし、使う機会もあるので、習得するに損はありません。

秋からのスペイン語講座ですが、あれは随分前(2-3年前?)の再放送
です。特に、はじめは高校生の時から日本語を学んだアンダルシア人
とペルーの二世(三世か?)なので、初期のころは日本語ばかりでし
た。後半になるときちんとした内容になるので、今は役立ちます。逆
に初心者にはかなり難しい。そのアンダルシア出身の日本語ペラペラ
なかたが言ったと記憶しています(初回放送の記憶)。あれは、彼らが
普段行くような店でのことです。バルなどでは現金だし、大衆的な店
なら現金です。にっぽんっでもそうではないでしょうか?仮に使えて
も、カードで手数料引かれるのは可哀想と思うような店です。日本人
のように接待で高級な店に行くという習慣はスペインにはないので、
自分の懐と相談して、身の丈に合った店を利用します。

イタリアでも同じことではないかと思います。バール、路上店や居酒
屋でカードを切るひとはまず居ないでしょう。

結論。すでにやっているのならば、続ければ良い。ただし、ここに
出没する人はむしろ例外で、スペインに観光で行く人のほとんどは、
スペイン語はもちろんのこと、英語すら怪しい場合がほとんど。今まで、
スペインで会った日本人のうち、スペイン語で旅行してしたのは、プロ
(仕事でスペイン語が必要な人)、長く仕事で南米に居て、初めてルー
ツである本国にやってきた、留学するためにスペインに来たばかりの
ほんの数名。

無理して、スペイン語を喋らなくても良いと思います。私もある意味
遊びでスペイン語を使いますが、しっかり内容を伝えなければならな
い場合は、英語です。英語で思い出しましたが、スペインも英語は
自分からは話さないが、言っていることはわかるという人は多いよう
です。やはり、ゲルマン語を中心にケルト語やラテン語(主にフランス
語)などから成り立っている言語なので、理解は可能なのでしょう。

あと、大抵のカタルーニャ人は仲間同士ではカタルーニャ語を喋り
ますが、相手が外国人ならばスペイン語(カスティーリャノ)に切り
替えます。標準スペイン語で十分。あまり深刻にならずに、遊び心で
旅をしてみてください。店の店員とスペイン語で会話すれば、「あら
スペイン語喋るのね。何処で習ったの?何故勉強しているの?もしか
したら、スペインに住んでいるの?」とか会話が弾みます。お世辞で
も良いではないですか。

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