北と南とでは違います 日本とて同じ。台湾の人が北海道にスキーに行くのと、九州の温泉か ゴルフ場に行くのとでは、気持ちから服装、持ち物まで違います。 フランスでもパリのように北部なのか、アルザス地方の内陸か、さら にアルプス、ニースとかになれば、同じ格好では過ごせないでしょう。 イタリアでも南は20度に近く、北部でも最高気温は10度を超えたり、 せいぜい最近の関東地方程度。ただし、半島なので最高と最低との差は 大きく、トリノあたりでは夜間-早朝は相当冷えます。 また現地での行動もかかわってきます。昼間しか動かず、夜はおとなし くしている人と、早朝から移動し、深夜まで動き回る人。 とここまで書いて、なんとパッケージツアーだったのですね。 それなら、行く都市は決まっているし、移動はバスのなか。普段は シャツ一枚で、外に出るときは軽めの上着で大丈夫でしょう。今のまま 推移すれば、さらに温かくなることは間違いなく、たまには初夏のよう な日もあるかも知れないし、逆に真冬に逆戻りもなきにしもあらず。 この変化が1日で起きてしまうのが大陸です。上着一枚で十分とは 思いますが、自分では荷物を持つ必要がないので、スーツケースに 嵩張らない防寒具でも入れておけば良いと思います。 フランスでは星付きに入ることはまずないでしょう(まだ背伸びする には早いとも言える)。大衆的な店で着飾ると却って浮きます。 イタリアではレストラン(Ristorante)と言う名称以外に、Trattoria、 Osteria、Pizzeria、さらにCucinaなどもあります(キッチンなんとか ですね)。高級なTrattoriaもあるし、Pizzeriaが付いたRistorante とか、超大衆的なRistoranteもありますが、店構え、テーブルクロス、 客層、何よりも値段で大抵判断可能です。 まず、ドレスコードのあるような店には入れないと思います。パスタ だけ食べて帰ってくることは不可能(これこそNGです)なので、その ような店に入れば破産します。 むしろ初めてならば、食事が遅いこと(イタリアで8時でも早いほう)、 注文には一応しきたりがあることなどを理解しておくほうが良かろうか と。 はじめの服装に戻りますが、欧州の人、特に南の人間は日本人から見る と厚着です。上着など必要ないと思われるところでもしっかり着込んで います。少し極端ですが、台湾や香港に行くと、20度くらい(冬なの で)でもダウンジャケットでその下はマフラーとセーターというのが 普通。それに近いものがあります。今と同じでは暑くて適わないでしょう。