08/01/21 18:00

フランス人は引き算が苦手 ?

こんにちは

普通、フランス人は、13.5euroの買い物に15.5euroは出しません。
14または、15または20euroでしょう。
端数を付けて出し、おつりが切りのいいようにもらう計算は、普通やりません。
また、店員も日本人のように引き算をしてからおつりを出すわけではありません。
(足し算方式です。後で説明します。)

eireさんの遭遇したケースでは、店員は、客が勘違いで商品が15.5euro
であると思って15.5euro出したと判断したのではないでしょうか。
それで、この店員は、さっさと2euroをレジから除き、13.5euroを打ち込み、
客が何も言わなかったら、そのまま懐へ、
「客の間違いは自分のもうけ」という不届きな考えだったんじゃないか
と言う感じがします。

フランス人のおつりの出し方は、足し算であると言いましたが、以下のようなやり方です。
例えば、13.25euroの買い物に20ユーロ紙幣を出したとしましょう。
(13.5は単純なので、少し端数を付けました。)
おつりを出すときに、
まず、商品合計が、13.25euroであることを、言います。(明らかな場合は言わない)
最初に出すのは、0.05ユーロです。そのとき、30 と言います。(13.3になった)
次いで、0.1euroを順番に一個ずつ出して、40、50、と言いながら
14euroになるまで足して、合計が14euroになったら、14euroと言います。
(0.5euroを出す場合は、13.5になってから14euroになるときに出します)
後、1ユーロコインを出しながら、15、16,なんて数えながら、20euroまで出します。
(5euro紙幣を出すときは、15euroから20euroになるときに出す。)
20euroになったら、いいですか? という感じで、こちらに引き取るように
促します。

これは、商品金額におつりを端数の方から足していって
合計が、客の出した20euroと等価になったことを示しています。
(簡単な計算では、引き算をする人も一部いるようです。)
先にも書いたように、合計が20.25euroになるような支払方は普通しません。
(足し算が却って面倒です。)

私も、おつりの計算が出来ないバスの運転手に遭いました。
料金は、2.25euroぐらいだったのですが、コインを増やしたくなかったので、
紙幣の5euroと0.25euro出したら、案の定、計算が出来ませんでした。
だいぶん考えたあげく、2euroのおつりしかくれませんでした。
計算できないんじゃないかと予期していたので、すぐ言いましたけど。

eireさんのケースでは、
一過性の客だし、値段も分かっていないようなお金の出し方をすると判断して、
カモがネギしょってきたと思ったんじゃないかと思いますね。
(習慣の違いと、店員ががこちらをあなどった)

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント