08/01/07 05:58

レスではなく、ガイドブック一般について...

 大変な経験をされましたね。Tripadvisorでも"lowest"評価としていくつもひどい経験談が載っています。
 ご経験のとおり、イスタンブールのホテル(・レストラン)でサービスの質を見分けるのは結構至難の業だと思います。私もいくつかの経験から、少なくともスルタンアフメト地区の安ホテルには泊まらないことに個人的には決めていますが、さりとて同地区でも感じのよい(けど高い)宿があるにはあるので、線引きがとても難しいです。イスタンブール初訪問の方ならなおのこと難しいだろうとお察しします。

 さて、私自身はもう長く「地球の歩き方」シリーズを利用していません(掲示板は利用しているのに、すみません)が、立ち読みした限りでは、最近の版では「読者の声」的な編集はしていないと感じます。さりとて、某LP社のように筆者が実際に利用して集めた経験談・データである旨を前面に出している訳でもなさそうに読めます。一般人・執筆者の主観を排除した編集方針という点では評価し得るのでしょうが、一方であたかもデータが客観的に正確性・信頼性を持つものであるかのように一人歩きしやすいような気が、私にはします。
 これは「地球の歩き方」に限ったことではなく、日本で発行されている他のガイドブックにも広く言えることだと思います。情報の経年変化について責任を問われたくないのは理解できますが、「取材時点での、取材者の経験の範囲内での情報だ」というふうにリスクを限定することさえ厭うのは、読者が情報の取捨選択さえできないと考えているのではないかとすら勘繰りたくなります。

 最終的には個々人がガイドブックをどう利用するかの問題に帰結すると思いますが、こういう経験談を聞くにつけ、ガイドブックとは別に情報の裏をとり、あるいはカウンター・インフォメーションを見て検討することの重要性を感じざるを得ません。

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