まあまあ(笑)

 私のスペイン滞在は僅か8泊ですから、たまたま運が良かったのか、もしかしたら幻を見たのかも知れませんよ!(笑)「ぶちぶち・・・」などとおっしゃらず、機嫌直して下さいね。

 でも、私が旅行したことのあるヨーロッパ9箇国のうち、スペインが最も英語の通じにくかった国であることは、間違いありません(ポルトガルには行ったことがありません)。
 マドリッドのアトーチャ駅では国鉄職員に英語で話しかけたらすぐに不機嫌になり、「I don't speak English!」と言ったきり話をしてくれませんでした(日本の在りし日の国鉄職員みたい)。
 また、同じくマドリッドの街中で警察官に道を尋ねても、英語で話しかけてはやはり、「I don't speak English!」と言われ、何も教えてもらえず立ち去られました。
 それ以降は「歩き方」巻末の会話例を活用しながら、何とか生き延びましたね。(笑)
 ホテルやレストランでは「英語が通じた」と言いましたが、「スペイン語が出来なくてもそれほど困らなかった」という言い方のほうが、より正確かも知れません。Botinで会ったウェイターやエステポナの安ホテルの従業員は例外として、その他のホテルマンやウェイターたちの話す英語はお世辞にも流暢と言えるものではなく、必要最低限のことは何とかコミュニケートできる、という程度のものでした。

 でも、それで「スペインはもうこりごり」と思ったのかと言うと全く逆で、私が行ったことのあるヨーロッパ諸国の中では最も印象に残る、楽しい国でした。食べ物は美味しいし、教会はどこの町へ行っても大きくてきれいだし。
 ナポレオンは「ピレネーを越えたらそこはアフリカ。」と言ったそうですが、闘牛、フラメンコ、1日5回の食事、シエスタ・・・明らかに他の国とは違いますよね。帰国後、「日本っていったい何?」と最も強く思ったのも、スペイン旅行の後でした。

 ですので、スペインは是非、また訪れたい国です。旅クマさん、その時はまた、いろいろ教えてくださいね。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント