金持ちもビンボー人もおんなじ値段でかうのか・・・?

この話は以前ここでご披露した気もしますが、私のずうっと昔、カイロでのお話です。

先輩と一緒に観光タクシーに乗ったら お定まりの宝石屋に連れ込まれました。 若い私(20代)に学生か?といいながらオヤジさんが お茶を勧めながらのよもやま話。 もちろん 次から次へと 宝石が出てきます。

もちろん買う気もありませんが ふと気がつくと全商品に値札が無い・ ・。 当然値段を聞くと、XXドル・・と答えますが、こちらがフーンという顔をすると 高いか・・と聞いてくるのです。 いや 分らん、第一買う気は無い・・というと値を下げてくるのです。

まあこの辺はお定まりのやり取りですが、こちらが 日本では全部値札がついていて商品の値段がすぐ分るようになっている・・と言うと、クダンのオヤジ殿、いわく ウーン それは便利だな、時間も掛からないし、 だけど それじゃあ みんなおんなじ値段で買うのか・・?と。

・・ええっと ビックリしているとオヤジ殿 答えて曰く。

 欲しい人が 欲しいものを買うためには 払えるお金と欲しい気持ちで値段が決まるのだろう。 ワンプライスでは お金持ちもビンボー人もおんなじ値段を払うことにならないか・・・。

 ビックリしていると アラブのお金持ちがアラビア絨毯を買うときは2-3ヶ月かけて交渉するのだとか・・。 つまりそのくらい高額なものには それだけの敬意を払うのが当然だろう・・。

 初めて アラブの商人に会った時の カルチャーショックです。

 このとき以来 海外の買い物でボラレても、いっときハラは立ちますが 私は引きずらなくなりました。 ・・・・そうか、オレはこの値段に納得したから買ったんだよな・・テナ具合です。  

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    07/12/29 22:42

    ぼうふらおじいさんさま、貴重な体験談

    ありがとうございます。

    中東には未だ足を踏み入れたことがありません。一度は行ってみたい?大変参考になりました。

    • いいね! 0
    • コメント 0件