ジブチからケニアへは 約1年ほど前に、同じコースで旅行をしました。 そのときの話なので、今は変わっているかもしれませんが、参考になれば。 イエメンからジブチへは、モカから船が出ています。 が、客船ではなく、牛をエチオピアからジブチ経由で輸入している貨物船の甲板に雑魚寝をするという形です。 いつ船がやってくるかもわからず、また運よく来たとしても、乗せてもらえるかどうか、料金がいくらになるのかは、おそらく船長の気分次第でしょう。 モカにはバスで到着されると思いますが、モカはいまではもう完全にさびれてしまっていて、町ではありません、「集落」です。 まともなレストランも商店も、あるなんて期待してはいけません。ホテルも集落に2件。ひとつは一泊15ドルのクーラーテレビ付き。もうひとつは、イエメン人たちのたむろする真っ暗な大部屋に網ベッドが並んでいるだけのドミトリーの概念を超えたドミトリー。 このどちらかに、いつ来るかわからない船を待つ間、ずっと滞在することになります。 僕の場合、運よく2日目に船が来たので、出航できましたが、運が悪いと1週間とか、ざらにあるみたいです。 夜出航→翌日昼にジプチ着。 僕が乗った船の乗組員は、ジプチ人ではなく、イエメン人だったような気がします。朝ごはんは船員がつくってくれました。 船上はもちろん野郎の世界なので、女性であれば、単独の乗船はまったくオススメできません。 荷物が牛ということもあり、甲板のいたるところには糞が落ちています。荷物や身体についてしまうのは覚悟しましょう。 船は木造ということもあり、たまに沈没するみたいで、海に出ているあいだ、甲板は地獄のように揺れ、波が容赦なくかかってきました。昼間はあたたかいとはいえ、夜の海はそうとうに寒くダウンジャケット級の防寒具があったほうがいいでしょう。 そしてようやく、ジブチに入国できます。 個人的な感想で申し訳ないのですが、船賃は20ドル以上かかりましたし、ジブチ入国にはビザも必要ですし(国境で取得は不可能。イエメン国内であればサナアで取っていないといけません。30ドル)、牛の糞まみれになり、波をかぶり、さらにいつ来るかわからない船を待つ間の宿賃、食事代、モカまでの交通費、これらを考えたら、サナアで安い航空券を探してエチオピアまで飛んだほうが、ゼッタイに楽だし、コストパフォーマンスもいいと思われます。 世界一周を陸路で!とこだわりの方であれば、がんばってトライしてください。 これらの情報は、カイロのサファリホテルの情報ノートにも書かれています。もしくは、航路以外のビザ取得関係であれば、サナアのマナハツーリストホテルなどの情報ノートに書かれていました。 長文レス失礼しました。