検疫以前の問題 新巻鮭は保存食なので、「生」ではく、今の時期ならば(日本)、 一週間は持つ。恐らく辛子明太子程度と思っておけばよいはず。 しかし、生の刺身となると・・・・。 確かに絶対に4度以下にならない環境が持続されれ、付着している 菌が腸炎ビブリオだけならば、12時間程度は持つでしょう。 しかし、それ以外の菌、また10度を超える環境に少しでも晒される (店や自宅での冷蔵庫、ショーケースの開閉など)とこの菌は元気 に増殖します。10分で倍ですよ。100個の菌が100個が2の12x6乗で 増える。 刺身は絶対無菌状態が不可能。加熱で菌を死滅させることができる 調理法との決定的違いです。また、牛肉や一夜干しとも違い、内在 性分解酵素によるうま味(アミノ酸の生成)での味の向上も期待 できず、むしろ味が落ちます。 そもそも、どのようにして調理されたかも、どのように保存されて いるかわからないものを持ってことは自殺行為。これまで事故のな かったのは運がよかっただけです。自分が食べて病院に担ぎ込まれる のならば、それはそれで仕方ないのでしょうが、他人も巻き込んでし まう訳です。 現地でも売っているのではないでしょうか?新巻鮭自体。今の流通、 保存技術で日本から運び、伊勢丹やフジスーパーなどのしっかりし た店で買うのなら、少しくらい高くても安全だと思います。それで もタイでは刺身(生もの)は絶対食べません。日本とおなじ感覚は 危険です。
Re: 検疫以前の問題 食べ物の嗜好とはきわめて主観的なものなので “美味しくない”と思う人に食べろと勧める気はありません。 絶対に安全な食べ物などと言う物は存在しないわけで 12時間経った刺身が“非常識なほど危険”かと言われれば 私はそんなことはないと思います。 もっとも刺身を食べる以上“あたる”リスクは存在する物です。 タイの名の通ったスーパーで買ってもあたるときはあたるのです。 その時の体調もあると思います。 (確かに抵抗力のない人には危険なこともあるかもしれません) やはりそれでも食べる人は食べるのです。