バーツが高くなったのではなくて、円ドル連合の凋落。 バーツとヨーロッパ通貨、バーツとオセアニア通貨などを比べても、大きな変化は無い。 タイで暮らす人達にとって、資産を全て円で持つことは危険でしょう。 とは言っても年金組の受け取りは「円」なので、この先かなり厳しくなるかもしれません。 今の内に資産を金利の良いハードカレンシー(英ポンドかユーロ)に換えた方がいいかもしれません。
一ドル80円 程度までドルが下がっていると言う説が有力。 今の異常な低金利がなければそうなっていたかも知れません。 それなら、一ユーロも120円なので、あちらの物価水準に見合う でしょう。いくらなんでも160円超えは異常。 110円を切った程度で「円高」を言うマスコミが悪いのか、 政府が意図的に誘導しているのか(現政権は前、前々のものほど米国 と心中する気はないようですが)、本当は世界二弱通貨であることを 国民がどれほど理解しているか。 莫大な借金、年金制度崩壊(本当は消えた年金どころの問題ではない のに)、家電メーカーの苦戦とか、日本の企業力にも陰りが見え、将来 は暗いのですが、それをきちんと議論する場もない。 これから米国と一緒に凋落するのか。それだけは避けたいのですが。