退会ユーザ @*******
07/11/19 00:19

再掲

いまバングラデシュはモンスーンの被害で大変なのでは?
この際、われわれの税金で派遣されているあなた方は少しでも
現地のために役立って欲しい。

すでに死者が全国で3000人を超えたようです。
同国赤新月社は、死者数はさらに増えており1万人にのぼる可能性が
あるとか・・

それとも「そんなの関係ねぇ」「オッパッピー」ですか?

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • Re: 再掲

    ゲストさん、

    サイクロンによる被害が、自分には「関係ない」とは思っていません。

    また、私は「旅行のことだけ」を考えているわけではありませんし、「サイクロン被害のことだけ」を考えているわけではありません。常に関わっているプロジェクト(農村開発プロジェクト)のこと、任地の状況変化、人々の反応、自分の活動による現地への影響、等々現地の状況を目にしつつ、考え判断しつつ、活動を行っています。

    例えば、今年起きた大洪水でバングラデシュは被害を受けましたし、死者もでましたが、その対応はそれぞれの隊員が、各自状況判断して対応しました。私は「与えること」「してあげる」ことばかりが、任国のため、だとは思いません。

    自分の任地であるタンガイル県の被害がひどかったので、洪水被害対策活動は主にタンガイル県にいる隊員が行いました。

    タンガイル県にいる隊員5人のうち3人のみが洪水被害対策活動を行いましたが、残りの2人のうち1人は「関わっているプロジェクトが、洪水被害対策として住民の要望に応えるだけのことを行っているため。」という理由で隊員個人としての洪水被害対策活動を行いませんでした。もう一人は「プロジェクトとは別に、隊員として緊急支援活動を行うほど被害が大きくない。この状況で、隊員が個人的に緊急支援活動を行うことで、彼らの自助努力を妨げてしまう。」という判断で、洪水被害対策活動は行いませんでした。

    私は結局、洪水により被害を受けた稲の代替品としてのカラシの種、そして洪水による被害で作付けができなかった畑を有効利用するために2種類の野菜の種を、かかった購入金額の30%(30タカ)を受取人に負担してもらい、420世帯に種の配給を行いました。緊急支援物資は通常タダで配られますから、私は村人たちに「お金をとるなんてケチ」だと言われました。しかし当時、政府、各NGO・機関等が緊急物資を配る際に、救援物資がさほど必要でもない人が殺到して、もらった救援物資を結局売り飛ばして換金する、という状況を知り、現地のベンガル人フィールドワーカーの意見を聞いた上で、より「必要とする人」に配給するため、そして村人が30タカの支払い能力は十分あると判断した上で、このような決断を下しました。

    しかし洪水被害対策活動を行った私たちが「善」、洪水被害対策活動を行わなかった彼ら2人が「悪」だとは思いませんし、彼ら2人が「自分とは関係ない」と思っているわけではありません。彼らは彼らで、各自の担当地域で現場に足を運びながら、状況を見つつ、判断して、その結果「洪水被害対策活動を行わない」ことを決めました。「関係ない」と思っているのではなく、それぞれが「何をすれば良いか。」と考えた上での結果です。

    サイクロン後、私は任地の担当地域に足を運び、村々の状況、そして洪水対策活動により配布した種を作付けした田畑の被害状況を見に行きました。バングラで最も被害が甚だしい南部では、今軍隊(暫定政府)・現地NGO・各機関が対応をとっています。しかしサイクロンが直撃しなかった私の任地では、そのような対応はとられておらず、外部者の目は向けられていません。そのため、「まずは自分の任地の被害状況を把握すること。そして、それをプロジェクトなりJICAなりに知らせること」が今優先するべき私の活動だと思っています。

    よって、決して「関係ない」と思っているわけではありません。長文にも関わらず、最後まで読んでいただきありがとうございました。

    • いいね! 0
    • コメント 1件
    退会ユーザ @*******
    07/11/19 08:16

    阪神淡路大震災を思い出しました

    あの大震災が起きた直後、どこかの国の皇太子が中東旅行に出かけました。
    その結果、訪問先の国から帰国を促されたことを思い出しました。

    http://asahina-kyouko.air-nifty.com/kabu/2006/03/post_a268.html




    • いいね! 0
    • コメント 0件