07/11/16 13:42

「ドル札セット」というのがポイントかな?


トラベラーJPさん、

通常、日本の銀行窓口で米ドルに両替すると新札をくれます。XX銀行で両替したドル札が偽札だった、と言いがかりを付けられるリスクを避けるために新札を購入しています。ところが日本の銀行は米国の銀行から新札を購入しているのですが、その米国の銀行でも中央銀行から新札の割当があるために、優先的に新札を入手しようとするとちょっと割高になるのです。米国からの輸送費と保険料が加わり、それにドルを現金で保有するために運用できないリスク(為替リスクも含む)の費用もかかっています。一般的にはそれらを賄う意味で3円余分にかかっています。(ちなみにドル札を円に両替すると、そのドル札も国内では再販せずに米国に戻します。日本円の場合などは海外で流通した円札は国内で流通している円札と混ぜてはいけないことになっており、海外流通分として日本銀行に還流させなければいけないことになっています)。

ここで日本の銀行が考えることは、窓口で客の好みを聴いて額面を揃えようとすると、在庫に多くの額面を多くの枚数抱えなければいけないので、100ドルとか300ドルというパックにして、50ドル、10ドル、5ドル、1ドルなどで始めからセットにしておいてくれ、というものです。このセットは通常は手作業で作成されるので、そのコストがさらにかかります。

大手の銀行だと新札の納入銀行にプレッシャーをかけてノーコストでやらせるでしょうが、小規模な銀行だと手数料を払わないといけないと思います。ましてや間に別の銀行が入っている場合などは.....

それとは別に、外国為替が急に動く場合には、銀行のポジションによってレートが変わりますし、日中に急に円高になったとしても小口の窓口レートは朝のままということもあります。

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