期待するのは無理かと

日本人スタッフは居ても、日本人に一々関わっている訳には
いきません。何かあったときに、「日本語がわかるスタッフ」
と言えば、時間が掛かっても連絡はしてくれるでしょう。
また、たまたま日本語が堪能なかた、または日本人がフロント
に居ることもあります。これはハワイ等の、元々日系人が多く
住み、金を落とさなくなったとは言え、日本人はまだまだお得
意様であること、仕事ではなくほとんどが観光、しかも家族連れ
という特殊環境とは違います。

また、脅かすようで悪いのですが、「ああ、また英語ができない
日本人がきた」と、簡単なことで呼び出されるのに慣れてしまい、
対応が雑、投げやりという可能性もなきにしもあらず。随分前に
泊まった、アナハイムのホテルでは、客が日本人修学旅行の高校
生ばかりで、その対応に慣れてしまい、とてもホテルマンとは思
えない対応をしているスタッフが居て、流石に怒ってマネージャー
に苦情を書きました。

香港返還前にホテル代が急騰したことや、その後の様々な事件
も影響しているでしょうが、一番大きな点は政治的にも経済的
にも大陸の影響がとても大きく、今や日本人観光客は相手にされ
ないと思います。数もそうなのですが、何と言っても金を落とさ
ない。一方、客の大半を占める大陸からの観光客とビジネス客は
金も落とします。

これが台北となると、事情が変わってきます。大陸からの客は
簡単には訪台できないし、日本人は観光客だけでなくビジネス客
がとても多い。そこで、商旅(ビジネスホテル)クラスは、大抵
日本語を完璧に話す(それでも日常会話には無理がある)スタッフ
をフロントに揃えています。まず、問題ないレベルです。一方、
高級ホテルは、帰国子女とおぼしき完璧な英語を話すスタッフで
対応します。

日航ホテルクラスとなると、やはり國語か英語での対応が主となり、
日本語対応は期待できないと思います。それでも香港なので、少し
はわかるスタッフが多いとは思いますが、あくまで片言レベルでし
ょう。

大先生が言われるような、ホテルではない宿にすれば日本語は全く
問題ないでしょう。