先月、南フランス・プロヴァンスを旅行してきました。
歴史ある町並みの中を路面電車(トラムウェイ)が走る光景は、日本でも海外でも同じく、なぜか我々の旅情をかき立てるものです。
マルセイユでは今年6月に開通(延伸)したばかりのトラムがカヌビエール通りを行き交い、その光景はマルセイユの新しい「絵」としていずれ定着していくのだろうと思います。
フランスでは一時期「絶滅」の危機に瀕していたトラムが、今や「LRT」という名の新しい交通システムの主力としてその機能価値が再評価され、パリやリヨン等の各都市で導入が相次いでいることは周知のとおりです。
でも、LRTが期待される交通渋滞の緩和や環境改善への効果について、各都市1~2本ほどのトラム路線では「焼け石に水」のような気がしないでもない・・・。
路線の敷設工事や設備の維持管理に多大な費用がかさんでも、今はLRTを有するということが、その都市のひとつのステータスとなっているのでしょうか?
などと、旅の途中で思い耽ってしまいました。
下記のサイトで「南フランス・プロヴァンス旅行記」を作成中です。マルセイユのトラムに関する記述もあります。
http://mabou-lce-lecahier.at.webry.info/